研究分担者 |
山本 浩二 大阪府立大学, 経済学部, 教授 (20166797)
三矢 裕 神戸大学, 経営学研究科, 助教授 (00296419)
伊藤 嘉博 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (10168388)
梶原 武久 小樽商科大学, 商学部, 助教授 (30292080)
挽 文子 一橋大学, 商学研究科, 助教授 (00251728)
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研究概要 |
最終年度となる本年度は,以下の研究活動を実施した。 (1)前年度までにおける研究成果に関して,2003年4月のヨーロッパ会計学会において,ABC/ABM導入の実態調査,病院におけるバランスト・スコアカードの導入および感性コストマネジメントのイノベーション・アクションリサーチについて,学会発表を行い,そこで得た結果をフィードバックして3本の英語論文を現在投稿準備している。 (2)パブリックセクターへの管理会計システムの導入などに関して,いくつかのケースリサーチおよびアクションリサーチを継続するとともに,病院におけバランスト・スコアカード導入のアクションリサーチを新規に開始した。 (3)2003年9月までの研究成果を取り纏めて,日本会計研究学会の全国大会において研究発表を行った。 3年間の研究成果は,以下に要約できる。 (1)理論先行の管理会計システムの導入研究,実務先行の管理会計システムの導入研究およびイノベーション・アクションリサーチという3つのタイプの導入研究があることを示したこと。 (2)サーベイリサーチよりは,ケースリサーチおよび特にアクションリサーチやイノベーション・アクションリサーチが重要なことを明らかにしたこと。また,これら様々な方法により導入研究を実施できたこと。 (3)ケースリサーチ以下の方法から得られた知見をフィードバックして,これまでの研究では考慮されていなかった要因を取り込んだサーベイリサーチを行い,また理論的・実践的インプリケーションが得られたこと。 (4)アクションリサーチからもシステムの革新を行えたこと。 (5)パブリックセクターにおける管理会計システムの有効性を明らかにできたこと。
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