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2002 年度 実績報告書

B中間子の精密測定による超対称性素粒子反応の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13304016
研究機関東京大学

研究代表者

相原 博昭  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60167773)

研究分担者 阿部 昌子  東京大学, 粒子物理国際研究センター, 助手 (70345172)
キーワード素粒子 / 加速器 / CP非保存 / 対称性 / 半導体検出器 / B中間子 / 標準理論 / 超対称性
研究概要

平成14年度は、平成13年度に発見されたB中間子系におけるCP非保存現象をさらに高い精度で測定した。また、B中間子が2つの荷電パイ中間子に崩壊する現象においてもCP非保存の証拠を得ることに成功し、CP非保存現象を説明すると言われている「小林・益川理論」の正しさを証明した。これらの測定結果は、当研究室の2名の博士論文としてまとめられ、同時に学術雑誌(Physical Review)に発表された。
また、超対称性の効果が現れるかもしれないと期待されている、B中間子がファイ中間子とK中間子に崩壊するモードでのCP非保存の測定を世界で初めて行い、きわめて興味深い結果を得、学術雑誌に発表した。一方、第2世代半導体検出器の製作を完了し、宇宙線等を使ったシステム試験を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Abe et al.: "Improved Measurement of Mixing-induced CP Violation in the Neutral B Meson System"Physical Review D. 6. 071102(R) (2002)

  • [文献書誌] K.Abe et al.: "Study of CP-Violating Asymmetries in BO to pi+pi-Decays"Physical Review Letters. 89. 071801 (2002)

  • [文献書誌] K.Abe et al.: "Study of Time-Dependent CP-Violating Asymmetries in b to s qbar q Decays"Physical Review D. 67. 031102(R) (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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