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2002 年度 実績報告書

日英科学技術協力による大強度パルス中性子実験研究

研究課題

研究課題/領域番号 13304032
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

新井 正敏  高エネルギー加速器研究機構, 大強度陽子加速器計画推進部, 教授 (30175955)

研究分担者 三沢 正勝  新潟大学, 理学部, 教授 (80005941)
神木 正史  東京都立大学, 理学研究科, 教授 (30004451)
池田 進  高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (80132679)
福永 俊晴  京都大学, 原子炉実験所, 教授 (60142072)
キーワード日英協力 / パルス中性子 / ISIS施設 / MAPS分光器
研究概要

本研究は、我が国の文科省高エネルギー加速器研究機構(KEK)と英国中央研究所審議会(CCLRC)間で締結されている日英科学技術協力事業を進めるものである。同事業は、日本と英国が協力してCCLRC所属のラザフォードアップルトン研究所にある大強度パルス中性子源ISIS施設に単結晶試料専用高性能チョッパー型中性子分光器MAPSを建設し、中性子散乱による先端的物質科学研究を行うものである。本研究は特定領域研究「大強度パルス中性子による局所スピン・原子構造とそのダイナミクスの研究」(課題番号:11211101)と協力して事業を進めているが、当研究では実験のための英国への研究者の派遣費用を、また、特定領域研究では同事業の実験に関する費用をまかなっている。特例領域研究で進めている研究は以下の3つである
(a)磁性体・超伝導体等の高エネルギー・スピン励起とその局所構造の研究
(b)非晶質等新素材の動的構造と局所構造の研究
(c)物質中水素の動的構造と局所構造の研究
平成2002年度には33件の実験申請がなされ、19件の実験が実施された。これらの実験のために25名の研究者の派遣を行った。また、同研究に利用した実験総時問数は90日間にも及ぶものであった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] S Itoh: "Classical Properties in Spin Dynamics in the S=2 One-Dimensional Heisenberg An tiferromagnet, CsCrCl3"J Phys Soc J. 71・4. 1148-1153 (2002)

  • [文献書誌] M Arai: "Effect of low-energy dynamics on anomalous vibrational amplitudes in vitreous silica"Phys Rev B. 66. 024203-1-024203-6 (2002)

  • [文献書誌] N Torikai: "Forward to Slow Dynamics of Soft-Matter and Biological Macromolecules Studied by Neutron Scattering"Journal of Neutron Research. 10. 111-113 (2002)

  • [文献書誌] T Muranaka: "Vibrational spectroscopy of MgB2 by neutron inelastic scattering"J.Phys.Soc.Jpn. 71Suppl.. 338-340 (2002)

  • [文献書誌] M Nakamura: "Effect of low-energy dynamics on anomalous vibrational amplitudes in vitreous silica"Phys.Rev.B. 66. 024203-1-024203-6 (2002)

  • [文献書誌] M.Arai: "In-plane anisotropy and temperature dependence of oxygen phon on modes in YBa2Cu3O6.95"Physical Review B. 67. 014517-1-014517-9 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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