研究課題/領域番号 |
13305041
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
仙田 満 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60179364)
|
研究分担者 |
服部 明世 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (00319568)
矢田 努 愛知産業大学, 造形学部, 教授 (30288568)
井上 寿 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (70282837)
奈須 正裕 立教大学, 文学部, 教授 (40260989)
才村 純 日本子ども家庭総合研究所, ソーシャルワーク研究担当部長
|
キーワード | 子ども / 活性化 / 環境整備 / 都市環境 / 空間整備 / 社会システム / 成育環境 / 小学校 |
研究概要 |
前年度の調査について集計・分析を行い、子どもを取り巻く環境とあそびの現状、また心身成育状況を仮説的に検証することを試みた。またその結果を踏まえ、さらに詳細な検討を必要とする項目について以下のような調査を9月から12月にかけて実施した。 児童等へのインタビュー---小学校の校庭利用方法や評価に関する聞き取り 商店街でのあそびについて現状と評価の聞き取り 道あそびについて現状と評価の聞き取り アジトあそびについて現状と評価の聞き取り 校庭の利用実態調査-----小学生の校庭の利用状況を観察し記録 学校管理者へのアンケート--小学校校庭の管理運営方法に関する現状評価 保護者へのアンケート----子どもを取り巻く地域環境の安全・危険に関する意識 地域団体へのアンケート---PTA・町内会・子ども会等の地域活動状況 以上の結果より、あそび場としての小学校屋外空間については確保すべき広さや平面計画、施設配置の指針など、異世代交流については交流の形態、実施する環境と活動の評価との関係、また地域の安全・危険の認知に関しては、実態を把握し、具体的な空間性の評価を行うことで改善方策を示唆した。その他、こどものあそびについても詳細な検討を進め、商店街でのあそびや道あそび、アジトあそびなどについて時代的変化を追いながらそれぞれの特質や重要性などについて考察した。
|