研究概要 |
平成13年度は日本家庭科教育学会の全国組織を使って、小学校4年、6年、中学2年、高校2年を対象に「児童・生徒の家庭生活の実態と生活意識」について質問紙調査を行い、基礎的資料を得た。調査の内容は次の通り。(*印は1982年調査との比較項目) 1.基本的な生活技能の実態と興味・関心(1)衣食住の技能の実態(2)衣食住の技能に対する意欲と関心(3)時間、金銭、消費生活に関する自己管理(4)衣食住に関する意思決定(5)対人関係能力(幼児とのかかわり)*(6)問題解決能力 2.子ども達の家庭生活の実態と意識(1)家族構成他*(2)父母の家事参加の程度(3)学校から帰った時の気持ち*(4)家族の機能についての意識(家庭の働きで何が大切か)* 3.家庭科の学習経験(家庭科を学んで。分かった、できるようになった他) 4.対象者の学校の実態(1)設立主体(公立、私立等)、(2)課程(3)学校規模(4)通学方法、時間(5)地域特性(住宅地域・商業地域・農業地域など) 調査票を配布した学校は、小学校103校、中学校78校、高等学校90校で、41都道府県にわたっている。有効回答数は小学校4年生2, 555人、6年生2, 611人、中学2年生2, 983人、高校2年生2, 993人、合計1, 1142人(男子5, 429人、女子5, 713人)であった。今年度は、まず、児童生徒の学年別、男女別の集計結果を得て、結果の考察を行い、240頁の報告書を作成した。
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