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2001 年度 実績報告書

IL-6/受容体複合体の結晶構造解析とcDNA制御手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13359003
研究機関大阪大学

研究代表者

月原 冨武  大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (00032277)

研究分担者 上坪 宏道  高輝度光科学研究センター, 副会長(研究職)
吉崎 和幸  大阪大学, 健康体育部, 教授 (90144485)
川合 知二  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20092546)
江島 大輔  味の素株式会社, 医薬研究所, 主任研究員
植木 龍夫  高輝度光科学研究センター, 利用促進部門II, 部門長
キーワードインターロイキン-6 / インターロイキン-6受容体 / 複合体 / 結晶構造解析
研究概要

IL-6/sIL-6R複合体作成にむけて以下のことを行った。
1.recombinant IL-6を200mg精製した。
2.複合体形成を確認する方法として走査プローブ顕微鏡(原子間力顕微鏡及び走査型トンネル顕微鏡)の可能性を検討するために、IL6分子の単一分子観察を行った。
試料中に含まれているバッファーを透析により減少させたIL6試料をマイカ表面の上に固定化し、大気中原子間力顕微鏡した結果、単一分子及びクラスタを形成したIL6分子の実空間観察に成功した。一方、走査型トンネル顕微鏡においても、同様の処理をほどこしたIL6試料の実空間観察に成功し、超高真空中のCu(111)面に孤立吸着したIL6分子の分子内構造を観察することに成功した。
3.sIL-6R DNA導入CHO細胞の培養上清を20L調製した。予備実験にて抗IL-6レセプター抗体(AUK-181-6)のアフィニティーカラムを用いた精製が有効であることを確認した。
4.IL-6結晶化しそのX線結晶構造解析を行った。IL-6と相互作用すると予測されている部分のペプチド断片、Tyr-Arg-Leu-Arg-Phe-Glu-Leu-Arg-Tyr-Arg-Ala-GluとIL-6の複合体の結晶化を種々の方法で試みた。現時点では双方を含む結晶は得られていない。
5.IL-6/sIL-6R複合体の結合部位決定のため、sIL-6Rおよびgp130の結合部位に特異的に作用し、結合阻害する低分子(AA15mer)を検索している。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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