研究課題/領域番号 |
13372002
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
山田 睦男 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (20133043)
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研究分担者 |
佐野 誠 新潟大学, 経済学部, 助教授 (70226041)
二村 久則 名古屋大学, 言語学部, 教授 (30156939)
安原 毅 南山大学, 外国語学部, 助教授 (70247667)
村上 勇介 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (70290921)
中川 文雄 城西国際大学, 人文学部, 教授 (30014484)
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キーワード | 社会動態 / 政治変動 / 経済構造 / 学際的研究 / 歴史的変化 / 文化変容 / ペルー / アンデス諸国 |
研究概要 |
本年度は、前年度に実施した調査研究を受け、研究分担者が各々の研究課題に基づき、7月から2月にかけて現地調査を実施することが主たる活動となった。具体的には、山田が国内でアンデス諸国に関する資料調査を実施した他、ペルーにおいては、佐々木(法政大学)がペルーの民族変容の現状、特に混血者のアイデンティティに関し、細谷(神戸大学)がペルーの先住民社会の変容、特にアンデス高地における政治暴力と記憶について、安原(南山大学)がペルーの経済発展と経済政策、特に中小企業の現状と振興に関し、村上(国立民族学博物館地域研究企画交流センター)がペルーの政治社会変動と政治参加、特に地方選挙過程における事例に関し、フィールド・ワークを実施した。ペルー以外では、二村(名古屋大学)がコロンビアとベネズエラの政治社会変動、特に最近の変動過程に関し、中川(城西国際大学)がボリビアの社会変動、特にブラジルへ移民したボリビア人と出身地の関係について、佐野(新潟大学)がアンデス諸国の経済構造の比較、特にアルゼンチンとの比較に関し、各々現地調査を行った。フィールド・ワークの実施に当たっては、研究代表者の所属部局が学術協力交流協定を締結している在ペルーのペルー問題研究所、ならびにここと提携関係にあるペルー以外の国の研究機関・大学の協力を得た。また、2月には、ペルー問題研究所が現地の研究者を招聘し本研究に関する報告研究会を開催し、村上が全体的な進捗状況を報告するとともに、その個別研究課題に関する発表を実施し、意見交換や議論を行った。
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