研究課題/領域番号 |
13410005
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 慎一 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50009817)
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研究分担者 |
市来 津由彦 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30142897)
早坂 俊廣 信州大学, 人文学部, 助教授 (10259963)
浅見 洋二 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (70184158)
勝山 稔 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (80302199)
高津 孝 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (70206770)
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キーワード | 中国 / 宋 / 知識人 / 地域史 / 史料 / 精神文化 / 日常生活 / 国際情報交換 |
研究概要 |
4年間の研究計画最終年度の16年度においては、研究分担者各自が自分の成果をまとめる作業を遂行し、学会(海外開催を含む)や雑誌その他の媒体を通じて個別に研究成果を公表するとともに、海外の研究者をもまじえて、全体の共同研究としてのとりまとめ作業をおこない、宋代文化研究の新たな地平を切り開くにいたった。 16年8月にモスクワで開催された「国際アジア・北アフリカ研究者会議(ICANAS)」には、研究分担者のうち市来・岡本・高津の3名が参加(市来は別の補助金により旅費を調達)、国際交流の実をあげた。17年1月には、他の共同研究との共催によって国際シンポジウム「伝統中国の日常空間」を二日間にわたって開催、小島が全体の企画運営にあたった。その初日はこの共同研究の成果発表の場とし、早坂の司会のもと、佐藤・浅見・田中の3名が研究報告をおこない、勝山が討論者として参加した。このように、9名全員が分担して成果公表に参加した。また、このシンポジウムにはアメリカ在住の研究者2名を招聘し、研究報告・討論に加わってもらった。シンポジウムでは全体の予稿集を作成して配布した。 4年間の研究成果報告書は別途作成している。また、この共同研究の実績をふまえて、これが中核となる形で、17年度開始の特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統の形成-寧波を焦点とする学際的創生」の申請をおこない、共同研究を拡大して継続する計画を立てた。
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