研究課題/領域番号 |
13410011
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研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
木場 明志 大谷大学, 文学部, 教授 (20140056)
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研究分担者 |
槻木 瑞生 同朋大学, 社会福祉学部, 教授 (30022396)
李 青 大谷大学, 文学部, 助教授 (40257754)
桂華 淳祥 大谷大学, 文学部, 助教授 (40148359)
藤井 健志 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10189996)
中島 三千男 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (40159166)
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キーワード | 植民地 / 中国東北地域 / 近代日本仏教 / 在来宗教 / 海外布教 / 近代アジア / 宗教再編 / 宗教受容 |
研究概要 |
本年度は立ち上がりの年度でもあり、研究計画にしたがって中国東北地域での資料収集に重点を置き、8月1日〜11日、ならびに11月8日〜12日の2回にわたって、延べ16日間、現地の省図書館、市図書館、省档案館を訪ねた。資料調査には中国東北師範大学の研究協力者による、事前手配や紹介文書の作成などの多大な援助を得た。その結果、日本引揚後のいわゆる接収日本文書には多くの宗教に関する資料が含まれることが分かり、できる限りコピーによる収集を進めた。資料収集した施設は次の通り。 ハルピン市 ハルピン市図書館、黒龍江省図書館 長春市 長春市図書館、吉林賞図書館、吉林省档案館、吉林省社会科学院満鉄資料室、 東北師範大学図書館、吉林大学図書館 瀋陽市 瀋陽市図書館、遼寧省図書館、遼寧省档案館 大連市 大連市図書館、大連市図書館分館(日本文献調査室) 一方、研究員による研究方法、研究成果報告、新たな課題の提示、なども2回の国内共同研究会、同成果報告会、1回の東北師範大学研究協力者との共同会議、などを通じて順調に行うことができ、当年度の計画は十分に達成した(詳細は、各回の報告書に詳しい)。関係図書の購入も順調に入手でき、収集コピー資料とともに、次年度からは分析に着手する準備が整った。 また、次年度研究計画の策定についても、当年度の研究進行状況に立って策定を終えた。 総じて、資料調査は予想以上に成果を挙げ、求める内容の資料が以外に多かったことに喜びを感じた。これらの資料の分析は、必ず当該研究課題の飛躍的な研究進展を寄与すると思われる。引き続き次年度も当該課題の研究推進にあたっていきたい。
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