研究課題/領域番号 |
13410030
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 敏明 東北大学, アドミッションセンター, 教授 (20146111)
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研究分担者 |
小野寺 淑行 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30109623)
倉元 直樹 東北大学, アドミッションセンター, 助教授 (60236172)
夏目 達也 東北大学, アドミッションセンター, 教授 (10281859)
宇野 忍 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30004120)
三原 毅 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20174112)
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キーワード | 高校教育と大学教育の接続 / 体験授業 / 大学入学者選抜 / 破壊力学 / 教育心理学 / 高大連携 / AO入試 / 高校生 |
研究概要 |
3年間の研究の2年目として、本年度は主に以下の2つの取り組みに重点を置いた研究活動を行った。 (1)主に初年度の研究成果を中心としてまとめた「中間報告書」の作成と問題点の整理 第1部として、初年度に5大学からパネリストを迎えて行った「AO入試と高大連携」と題した公開シンポジウムの内容を採録した。発表内容から、各大学の大学としての性格とそれに伴う高大連携活動への考え方の違いが浮き彫りにされた。第2部では、宮城県宮城野高校と協力して行った「東北大学体験講座」の記録を採録した (2)東北大学体験講座 初年度の成果を踏まえ、初年度協力した宮城県宮城野高校に宮城県泉館山高校を加え、8月上旬に1コース2日間の日程で東北大学体験講座を実施した。昨年と同様、理系は研究分担者三原毅助教授が担当したが、昨年と同じ破壊力学の講義、文献調査と実験演習というプログラムに加え、大学院生が卒業論文の成果を披露するコースを2つ加えることとした。文系は小野寺淑行教授が担当し、昨年同様、教育心理学の中からいくつかのテーマによる講義と実験演習を行った。受講者数は、文系13名、理系22名、計35名ぞあった。今年度は、初年度には見られなかった「やる気のない」受講者が現れた。その結果、最終年度に向けて「体験講座の意義の問い直し」と「充分な成果を挙げるための前提条件の洗い出し」という研究課題が見出された。現在、来年度の体験講座に参加可能性のある宮城野高校生徒に事前アンケートを実施し、要因分析のためのデータを収集したところである。
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