研究課題/領域番号 |
13410034
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
大伴 潔 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30213789)
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研究分担者 |
白畑 知彦 静岡大学, 教育学部, 助教授 (50206299)
宮田 Susanne 愛知淑徳大学, 文化創造学部, 助教授 (40239413)
大嶋 百合子 東京福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (50326980)
杉浦 正利 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (80216308)
村上 京子 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (00210005)
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キーワード | 言語獲得 / 日本語 / 英語 / 発達指標 / CLANプログラム / 第二言語習得 |
研究概要 |
1.今年度は1)1歳から3歳までの母国語としての日本語(以下L1J)獲得児の縦断データ、2)3歳から5歳までのL1J獲得児の縦断データ、3)第二言語としての日本語(以下L2J)習得者の発話データ、4)日英バイリンガル児の発話データの拡充を行った。特に、1)、2),の共有データとして新たに3歳以降の発話を含む4名の日本語習得児の縦断的自発話データを収集するとともに、CHILDESフォーマットへの書き起こしおよびコーディングを行った。これにより、来年度以降、言語分析プログラムCLANによるを解析が可能になった。現在、上記データベースをもとに、言語発達指標となる以下の13の統語的側面を各分担者がCLANプログラムを用いて解析し、各パラメーターの出現頻度および出現順序について明らかにする準備を進めている:1)動詞活用、2)否定表現、3)使役、4)接続詞、5)項構造、6)名詞句構造、7)格助詞、8)数助詞、9)指示詞、10)疑問詞、11)数量詞、12)終助詞、13)視点を表す表現(敬語を含む)。 2.CLANプログラムによる形態素分析については、研究分担者からのフィードバックを得ながら、日本語の特性に基づいた改良が行われた。 3.分担グループにより、「発話の構造的複雑さの観点から見た言語獲得過程」「CHILDESによる言語発達指標の開発」「動詞形態素の獲得過程と母親からのインプットとの関連」「日本語研修生追跡調査結果」について検討が行われた。
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