研究分担者 |
正岡 寛司 早稲田大学, 文学学術院・文学部, 教授 (70063625)
藤見 純子 大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
西野 理子 東洋大学, 社会学部, 助教授 (50257185)
澤口 恵一 大正大学, 人間学部, 講師 (50338597)
白井 千晶 早稲田大学, 文学学術院・文学部, 講師
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研究概要 |
本研究は、わが国を代表する大手炭砿企業のひとつである常磐炭砿K.K.および常磐炭砿労働組合(砿員ならびに職員)の歴史的過程を再構成する資料アーカイブ(デジタル・データ形式)の構築を目的に、以下の3点の作業を当初の予定どおり実施した。 1.資料アーカイブの構築 常磐炭砿KKの総務、労務、労働組合、職員組合関連資料のデジタル・アーカイブを以下の手順で構築した。その結果、ネットワーク上に1,680点の名簿・文書資料データ(デジタル・データとPDFデータ)を検索可能なシステムが完成し、作動している。 (1)名簿資料(691点)のデジタル化とエディティング・クリーニング作業(平成13年度〜14年度)。 (2)文書資料データ(約500点)原形態のPDF化作業(平成14年度〜16年度)。 (3)名簿データ登載者全員へのID番号の付与作業(平成14年度)。 (4)全資料(1,680点)インデックス作成(平成16年度)。 (5)アーカイブ・データ検索システムの構築(平成16年度)。 2.写真資料アーカイブの構築 昭和30年代の常磐地域の写真(約900点)資料をデジタル化し、ネットワーク上で検索可能なシステムを構築した。 3.資料解題成果の刊行 作成途上にある名簿データ、文書資料データを利用して、閉山時の求人・求職・就職に関する資料解題を論文として発表した(嶋崎,2004)。 写真資料をもとに、「1971年2月21日の労働組合員たち」(報告書,2003)、「ありし日の炭住とその後」(報告書,2004)をまとめた。
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