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2002 年度 実績報告書

在日韓国人女性の社会階層と社会意識に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13410068
研究機関京都光華女子大学

研究代表者

金 明秀  京都光華女子大学, 人間関係学部, 助教授 (80309062)

研究分担者 稲月 正  北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (00232512)
堤 要  九州国際大学, 経済学部, 教授 (30258579)
田中 重人  東北大学, 大学院・文学研究科, 講師 (60294013)
キーワード在日韓国・朝鮮人 / エスニシティ / ジェンダー / 社会階層
研究概要

今年度は、協力の内諾を得ていた在日本大韓民国民団(以下、民団)が調査対象者名簿の開示を拒否するという重大な態度変更があり、全体のスケジュールに大幅な遅れが生じた。民団が態度を硬化させた理由は、日本の調査請負業者が戸別訪間をするという調査設計について、共通理解が成立していなかったためである。その後の協議の結果、民団の傘下団体である在日韓国学生会が調査を請け負うという条件の下で、ようやく限定的な協力が得られるよう合意が平成15年に入って成立した。
そういった不透明な進捗状況を踏まえ、まず平成14年夏に全体研究会を実施して、以後の研究内容について柔軟な対応を想定し、各自が複数の調査企画と調査票を検討することを申し合わせた。また、予備的にのみ行うはずであった聞き取り調査を、一部で本格的に実施することが了承された。
加えて、カリフォルニア大学ロサンゼルス校を訪問し、性、エスニシティ、階級の実証的研究について、研究者、大学院生と意見交換をした。同分野では社会構築主義的研究が主体であり、実証的研究が極めて乏しいということで共通理解があった。が、少ないながらもいくつかの重要な業績を提示してもらった。また、調査項目について有益な示唆を得た。
平成15年に入ると、民団との具体的な合意内容を踏まえて、在日韓国学生会と調査請負に関する委託契約を交わし、すぐにサンプリングを開始した。
また、本格化することに決まった聞き取り調査に備えて、ノート型パソコンを一台購入した。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2014-10-21  

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