研究課題/領域番号 |
13410078
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 一子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60114211)
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研究分担者 |
辻 浩 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助教授 (00227399)
田中 雅文 日本女子大学, 人間社会学部, 助教授 (10217078)
高橋 満 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70171527)
岡 幸江 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (50294856)
朝岡 幸彦 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60201886)
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キーワード | NPO / 教育力 / 社会教育の公共性 / 市民活動 / リーダー / ミッション / パートナーシップ / ボランティア |
研究概要 |
研究第一年度の本年の研究活動は第一にNPOを対象とする悉皆調査である。NPOの教育力と社会教育行政・他機関とのパートナーシップに関するアンケート調査、及びNPOのリーダーの指導力、活動のミッションがどのように個人的キャリアのなかで形成されたかをめぐるリーダーのアンケート調査の2種類の調査票を4000団体に発送した。回収率は約40パーセントとかなり高く、現在集計作業を進めている。 第二の研究活動は、分野別のNPOの事例調査である。杜会教育、子ども、人権、国際、環境・まちづくり、芸術、福祉、女性・青年の起業、NPOを支援するNPOの8分野について平均10団体の事例検討をおこない、分野ごとの教育力の特質、リーダー及びボランティア養成の実態、教育的活動プログラム、社会教育関係団体との距離、公的機関との協力関係、事業化と社会的認知との関係等の問題について検討課題を析出している。事例調査は約100団体を目標に次年度も続行する。 第三の研究活動は海外調査である。今年度は、アメリカ、ドイツ、イタリア等の訪問、資料収集をおこない、ヒヤリングを重ねている。 今後の課題として、これらの調査結果の構造化のためにNPOを支援する組織をつうじてネットワークの実態を明らかにすること、また都道府県別に特徴がみられるためいくつかの県にしぼった調査をおこなうこと、海外動向についてはEUや国連、NGOの動向をみることなど、マクロレベルでひきつづき研究を発展させる必要がある。同時に分野別の事例から教育力と社会教育の関係についてミクロな研究から理論仮説を構築することも課題となっている。
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