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2001 年度 実績報告書

障害者の高等教育推進のための学術調査

研究課題

研究課題/領域番号 13410087
研究機関早稲田大学

研究代表者

鈴木 陽子  早稲田大学, 文学部, 教授 (30120918)

研究分担者 天野 栄一  流通経済大学, 社会学部, 助教授 (10231987)
大西 哲  流通経済大学, 社会学部, 教授 (10203861)
鶴岡 大輔  早稲田大学, 文学部, 講師
関戸 英紀  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (50293163)
キーワード米国のAHEAD年次大会 / アイルランドのAHEAD / ミュンヘン大特殊教育学部長 / 国立の障害学生援助機関 / 東南アジアの福祉サイドからの調査 / 米国ギャローデット大学 / NPO法人「日本障害者高等教育支援センター」 / 我国高等教育におけるインクルージョン施策
研究概要

海外調査:まず全員で米国のAHEAD年次大会に出席し、出席者達と意見交換を行ない、世界の現状を大まかに把握し共通基盤を整えた。その後大西・天野は以前から交流のある英国のセントラルランカシャー大、アイルランドのAHEADを訪ね、実情調査・意見交換等を行なった。一方、関戸・鶴岡はスエーデン・ドイツに行き、ストックホルム大の担当教授、ミュンヘン大特殊教育学部長等と意見交換等を行ない、国立の障害学生援助機関も訪ね、高等教育と就職関係についても実情調査・意見交換した。関戸・鶴岡は、これから再度米国に行き、州立大私立大の1校ずヽを訪問し、意見交換・資料収集等を行なう。鈴木は、まだ障害学生支援機関の成立していない東南アジアで、3ヶ国、シンガポール・マレーシア・フィリピンを訪ね、福祉サイドから実情調査・資料収集を行ったがそこにさまざまな関係実例があった。また、この問題は我国より就職問題とより密接に結びついている実情があること、聴覚障害者の高等教育は育たず、当事者達は米国のギャローデット大に進学する現状があった。国内で一般的に英語も使われていること、米国手話が国際語になりつヽある現実があろう。また鈴木が再度訪米するにあたっては、福祉・レハビリテーションサイドで、特に経済的支援・施策がどのように機能しているかを調査してくる。
国内調査:2001年3月発足したNPO法人「日本障害者高等教育支援センター」と協力し、研究・交流・研修会を開催するなどして、広く資料収集・意見交換を行った。一方、各大学の障害学生支援機関を直接訪問し、意見交換・資料収集も行なった。
来年度は、不足部分の出張調査等を行なう他、代表者を中心に、20余年余、早大の助力をいたヾき交流してきた個所と文書調査等を広く行ない、我が国の高等教育に於けるインクルージョン施策への提案ができればと考える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鶴岡 大輔他: "障害学生の高等教育(6)"特殊教育学研究. 39・4. (2002)

  • [文献書誌] 日本障害者高等教育支援センター問題研究会編: "大学における障害学生支援のあり方(復刻加筆本)"星の環会. 854 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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