研究課題/領域番号 |
13410088
|
研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
濱名 篤 関西国際大学, 人間学部, 教授 (90198812)
|
研究分担者 |
広沢 俊宗 関西国際大学, 経営学部, 教授 (70228831)
川嶋 太津夫 神戸大学, 大学教育研究センター, 教授 (20177679)
山田 礼子 同志社大学, 文学部, 助教授 (90288986)
竹田 明弘 関西国際大学, 経営学部, 講師 (90330505)
|
キーワード | ユニバーサル段階 / 高等教育 / 導入教育 / 1年次教育 / 学習支援 / 高大接続 / 学習技術 |
研究概要 |
1.アメリカの初年次教育(FYE : First Year Generation)に関するワークショップ アメリカはユニバーサル高等教育段階の先進国であり、学習支援に関しては1970年代以来の蓄積がある。この領域の専門家であるRandy Swing博士を招聘してワークショップを開催した。そこでは学習技術(Study Skills)の習得や学習共同体(Learning Community)の形成といった個別のプログラムを意味付ける包括的な概念-初年次教育(FYE : First Year Experience)の重要性が強調され、FYEの概念や背景、実践例など多角的な検討がなされた。 2.日本の大学での先進的な取組みに関する事例研究 亜細亜大学経営学部(横沢利昌氏)の「自己分析・ライフプラン教育」や静岡産業大学国際情報学部(後藤俊夫氏)の「キャリア開発概論」など、学生の意欲を引出して動機付けを明確にする先進的な教育プログラムの実践例について、開発・指導に当たっている当事者からの報告をもとに検討した。アメリカや日本国内での実践例の研究をもとに、関西国際大学でもポートフォリオによる教育プログラムを試行的に導入した。 3.大学1年生調査の企画・設計(次年度実施予定) これまでの学習支援の取組みは、経験的な勘と試行錯誤によって行われている。より効果的なプログラム設計のためには、学生が大学生活に適応/不適応する条件やきっかけ、そのプロセスを実証的に把握する必要がある。こうした目的で大学1年次の3時点(4・6・10月)にわたる質問紙調査を企画・設計した。次年度に実施する予定である。
|