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2001 年度 実績報告書

ITを利用した高等教育の単位累積制度と単位認定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13410093
研究機関大学評価・学位授与機構

研究代表者

小野 嘉夫  大学評価・学位授与機, 構・学位審査研究部, 教授 (10016397)

研究分担者 大塚 雄作  大学評価・学位授与機, 構・評価研究部, 教授 (00160549)
神谷 武志  大学評価・学位授与機, 構・学位審査研究部, 教授 (70010791)
齋藤 安俊  大学評価・学位授与機, 構・学位審査研究部, 教授 (40005236)
宮崎 和光  大学評価・学位授与機, 構・学位審査研究部, 助教授 (20282866)
喜多 一  大学評価・学位授与機, 構・評価研究部, 教授 (20195241)
キーワード情報通信技術 / 単位累積 / 単位移籍 / インターネット授業 / 遠隔教育 / 授業配信 / バーチャル・ユニバーシティ
研究概要

本研究は,大学評価・学位授与機構の学位授与事業に関する調査研究の一環として,3年計画で行うものである。研究に当たっては現在世界各国で行われている情報通信技術を用いた高等教育の授業配信と,単位認定および累積の実態の調査を行っている。この調査の目的は大別して,(1)学習機会に関する情報提供システムの開発のために参照できる事例を収集すること,(2)遠隔教育で得られた単位を含む個別の単位を統合して学位取得に至るシステム開発に資すること,(3)遠隔教育の質の保証にかかわる先行事例を収集することの3点である。13年度は,研究計画の初年度として,各機関における学位,単位認定方法,学習支援など学事関係と通信メディア,通信セキュリティ,技術支援など通信関係および両側面における品質保証調査の方法等,共通の調査項目を設定し,調査の基本とした。そのうえでドイツのハーゲン大学,オランダのトゥエンテ大学およびイギリスのオープンユニバーシティにおける情報通信技術を利用した授業配信の実態を調査した。これら3校において,インターネットによる授業配信が進んでいるのは,ハーゲン大学の場合はコンピュータ科学,トゥエンテ大学ではコンピュータ科学や電子工学,通信科学,オープンユニバーシティの場合は生物工学であり,情報通信そのものを扱う学科が,高度の情報技術を使った授業配信と親和性が高いことが見て取れた。また教員-学生間ないし学生-学生間の情報交換が緊密になること,授業の準備の段階で内容に対する外部からの検証が容易であり,その段階での評価が品質の保証のために用いられうることが明らかになった。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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