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2001 年度 実績報告書

海外アイヌ資料に基づくアイヌ文化の地域差・時代差に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13410097
研究機関南山大学

研究代表者

小谷 凱宣  南山大学, 人文学部, 教授 (40111091)

研究分担者 出利葉 浩司  北海道開拓記念館, 学芸部, 学芸課長 (40142088)
佐々木 利和  東京国立博物館, 資料課・民俗学資料室, 室長 (80132702)
荻原 眞子  千葉大学, 文学部, 教授 (00129074)
谷本 晃久  北海道教育大学, 教育学部・岩見沢校, 助教授 (20306525)
キーワードアイヌ文化 / 博物館資料 / アイヌ・コレクション / アイヌ史
研究概要

本研究計画の第一年度の研究活動の実績の概要は、次の通りである。
1、1820年代に長崎オランダ商館長ブロムホフと商館付き医師シーボルトにより収集されたアイヌ資料の補充調査を、オランダ・ライデン国立民族学博物館で実施した。また、ドイツ・ボン大学においても、西欧アイヌ資料に関する情報の補充調査を行った。
2、研究打ち合わせと研究会を7月、1月、3月に開催し、海外アイヌ資料データベース作成準備作業の点検、蝦夷志料逸文集作成計画の検討、海外アイヌ・コレクションの現状とその歴史についての情報を広く関係者に伝えるためのシンポジウム開催などの研究計画を討議した。
3、海外アイヌ資料のデータベース作成準備として、北米アイヌ資料に関する文字情報を整理し、約6割の画像情報のデジタル化を終えた。また、西欧アイヌ資料のうち、ライプチヒ民族学博物館アイヌ資料すべての文字情報の整理と、画像情報のデジタル化を終了した。
4、蝦夷志料(前田夏蔭編、1865年、内閣文庫蔵)は未翻刻の蝦夷地とアイヌ民族文化に関する幕末の百科事典であり、約35点の逸文を含む。佐々木利和・谷本晃久を中心に蝦夷志料に引用されている逸文をほぼ確定し、「蝦夷資料逸文集」としてまとめる作業を進めている。
5、海外アイヌ資料の現地調査は、平成13年8月に終了した。アイヌ民族の人々をふくむ国内の関係者や研究者にアイヌ資料に関する情報を総合的に伝えるため、シンポジウムを開く計画その具体的準備に着手した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 谷本晃久: "近代蝦夷地の寺社"歴史地名通信. 26. 9-16 (2001)

  • [文献書誌] 谷本晃久: "江戸時代のモンベツ領のはなし"環オホーツク. 8. 21-42 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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