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2004 年度 研究成果報告書概要

中世近世移行期における土豪と村落に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13410102
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関成蹊大学

研究代表者

池上 裕子  成蹊大学, 文学部, 教授 (70232171)

研究分担者 渡辺 尚志  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (10192816)
蔵持 重裕  立教大学, 文学部, 教授 (70153369)
志村 洋  関西学院大学, 文学部, 助教授 (90272434)
久留島 典子  東京大学, 史料編纂所, 教授 (70143534)
榎原 雅治  東京大学, 史料編纂所, 教授 (40160379)
研究期間 (年度) 2001 – 2004
キーワード中世近世移行期 / 土豪 / 村落 / 長浜村大川氏 / 獅子浜村植松氏 / 荒川村持田氏 / 三波川村飯塚氏 / 村落景観の復元
研究概要

本研究では、日本の中・近世移行期社会の様相をより豊かにかつ具体的に解明していくために、村落ないし在地における政治的・経済的・軍事的代表者としての土豪層について総括的な研究をおこない、とりわけ土豪と村落の関係についての基本的考察をおこなった。
具体的には、典型的とされてきた土豪が多く存在する関東地方の村落のうち、旧駿河国内浦地域獅子浜村・植松氏、旧伊豆国西浦地域三津村・大川氏、同長浜村・大川氏、旧武蔵国荒川村・持田氏、旧上野国三波川村・飯塚氏を対象として、I現地調査によって村落における耕地環境や住まい方、土豪の耕地所有の在り方を復元し、II戦国期から近世にかけて一貫して土豪家に伝来されている文書を中世史・近世史の両方から分析するという方法によって、土豪の経営形態の実態的把握、さらに村落における土豪の在り方を立体的に把握することをこころみた。分析は、全体的な論考、特徴的な史料分析、現地調査報告に分けて行った。それらを通じて、現地調査を中心とした土豪の実態把握を踏まえて、従来における論点について新たな視角からの追究をおこない、さらに戦国期から近世初期(およそ17世紀)を通じて、土豪の多様な機能を村落ないし在地社会との関連のなかで段階的・立体的に把握することによって、土豪を村落ないし在地社会のなかに位置づけ、中近世移行期における在地社会を総体的に把握することをこころみた。
さらに調査成果の公表の一環として、撮影文書目録、未翻刻史料集を付した。

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公開日: 2006-07-11  

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