研究課題/領域番号 |
13410105
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研究機関 | 敦賀短期大学 |
研究代表者 |
多仁 照廣 敦賀短期大学, 日本史学科, 教授 (70197515)
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研究分担者 |
矢口 悦子 山脇学園短期大学, 教授 (20331449)
矢口 徹也 早稲田大学, 教育学部, 教授 (30267463)
上野 景三 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (30193824)
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キーワード | 中種子町 / 青年団 / 阿高磯 / 郷中教育 / 資料修復 / デジタル画像 / メチルセルロース / 青年団報 |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引き続き、日本青年館所蔵の地方青年団報のデジタルカメラによる撮影をした。3カ年間の撮影コマ数は200,350コマ(昨年度末69,529コマ)であった。但し、PH3ないし4という劣化が激しい状態になっているので、特に新聞形式の資料は、折れ目で破断していてそのまま撮影ができないものが多く、メチルセルロースをもちいて接合する技術を開発しながらの作業となり、撮影作業の負担となった。アメリカ製の脱酸スプレーも用いたが、単価が高く、一部の資料にしか用いることができず、今後の課題として残った。 フィールド調査は、今年度は鹿児島県中種子町の青年団を主な対象とした。中種子町役場において、中種子町青年団資料を調査し、町立歴史民俗資料館において、阿高磯地区の明治以来の地区と青年団の資料をデジタル撮影した。さらに、中種子町青年団OB(満蒙開拓青少年義勇軍参加者を含む)の聞き取り調査を行った。関連調査としては、鹿児島県青年館の協力を得て、郷中教育を勧めている方々から聞き取りを行った。 インターネットによる資料の公開については、すべての画像をTIFF画像からJPEG画像への変換することができなかった。しかし、資料の所蔵者である(財)日本青年館の許可を得て、秋田県・沖縄県・旧満州のファイルのみを開くことができるテスト版を作成した。インターネット用のソフトはkm-viewを使用した。
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