| 研究課題/領域番号 |
13410106
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| 研究機関 | (社)部落問題研究所 |
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研究代表者 |
鈴木 良 社団法人部落問題研究所, 研究員 (70179274)
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| 研究分担者 |
井手 幸喜 社団法人部落問題研究所, 研究員 (30133622)
大森 久雄 社団法人部落問題研究所, 研究員 (30072705)
尾川 昌法 社団法人部落問題研究所, 研究員 (20072704)
竹永 三男 島根大学, 法文学部, 教授 (90144683)
塚田 孝 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60126125)
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| キーワード | 部落問題 / 水平運動 / 融和運動 / 三好文庫 / 水平文庫 / 三好伊平次 / 地域支配の構造 / 周縁身分論 |
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| 研究概要 |
4年間にわたって補助金を受けて進めてきた本研究も、今年度が最終年度となった。今年度の研究実施計画は、昨年に引き続き、既整理・収集史料の個別分析・総括分析を行うとともに、関連史料の補充調査を行うこと、これらの史料分析、史料調査の基礎の上に、各研究分担者による研究報告例会を順次開催し、共同研究を推進して研究の総括報告書を作成することであった。以下、この計画の各項ごとに、実績の概念を述べる。
(1)「三好文庫」・「水平文庫」所収史料の分析(各研究分担者)、三重県(茂木陽一)・北部九州(井手幸喜)ほかの収集史料の分析・研究をそれぞれ進めたほか、分担者以外の研究者の協力を得て、「三好文庫」所収史料である「全国融和事業大会」議事録の史料的検討も進めた(手島一雄氏協力)。
(2)過去3年間の史料調査に関連して、三重県(茂木陽一・現地)・和歌山(藤本清一郎・現地)及び東京(竹永三男)の各地域について、関連史料の補充調査を行った。この中、研究分担者・竹永は、三好伊平次が嘱託として勤めていた内務省の部落問題政策・融和政策の分析を行うため、地方長官会議に焦点を絞って関連史料の収集・分析を行った。
(3)関係主題の研究報告会を含めて、各種7回の研究会を開催または開催協力し、近世山陰の「鉢屋」身分、「空也系賤民」、部落経済更生運動、融和事業全国大会などの実証分析報告を得たほか、地域支配の構造(鈴木良)、周縁身分論(塚田孝)、近世身分論(横田冬彦)など理論的・方法的問題についても共同研究を進めた。
(4)以上の史料の調査・分析、研究例会等による共同研究の推進の成果は、研究論文編、史料分析編、「三好文庫」「水平文庫」史料目録編の三部構成の「報告書」として刊行する。
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