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2002 年度 実績報告書

吉備地域における「雄略朝」期以後の考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13410116
研究機関岡山大学

研究代表者

新納 泉  岡山大学, 文学部, 教授 (20172611)

研究分担者 松木 武彦  岡山大学, 文学部, 助教授 (50238995)
キーワード吉備地域 / 前方後円墳 / 発掘調査 / 造り出し / 横穴式石室 / 二万大塚古墳
研究概要

1 岡山県吉備郡真備町二万大塚古墳の第2次発掘調査の整理作業を実施し、横穴式石室の形態や出土遺物から詳細な年代の推定が可能となった。出土遺物については、ほとんどのものについて実測図の作成とトレースを行い、成果報告会を開催して、他の研究者も含めて詳細な検討を実施した。
2 二万大塚古墳の第3次発掘調査を実施し、すべての発掘調査をほぼ終了することができた。詳細な整理作業は次年度に実施するが、副葬品の全貌が明らかになり、備中南部地域で6世紀中葉に前方後円墳の築造が復活する段階での、この地域の首長の性格を明らかにする手がかりが得られた。
3 造り出し上から出土した埴輪や須恵器の詳細な位置や接合関係が明らかになり、造り出し上の祭祀の実態を明らかにするための重要な資料が得られた。
4 横穴式石室や、須恵器、埴輪に関する情報が得られ、6世紀前半から中葉にかけての詳細な編年を組み立てるための資料が得られた。
5 二万大塚古墳の周辺地域や、さらに広い小田川流域の環境について、地理情報システムを用いて総合的に分析するための、詳細な地形観察等の作業を実施した。
6 研究の副次的な目的として、発掘調査の過程をインターネットを用いてリアルタイムで公開した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 新納 泉: "岡山県二万大塚古墳"考古学研究. 49-2. 60-62 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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