研究課題/領域番号 |
13410134
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
中條 忍 青山学院大学, 文学部, 教授 (00082587)
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研究分担者 |
根岸 徹郎 専修大学, 法学部, 助教授 (90349176)
篠永 宣孝 大東文化大学, 経済学部, 教授 (40268058)
濱口 學 國学院大学, 法学部, 教授 (50052155)
大出 敦 慶応義塾大学, 法学部, 講師 (90365461)
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キーワード | ポール・クローデル / 文学 / 演劇 / 外交 / フランス / 日本 / 年譜 / 1921年-1927年,1898年 |
研究概要 |
今年度も研究代表者と研究分担者全員、時には研究協力者、仏語校閲者(ベジノー神父)を交え、数回の会議を持ち、年譜作成の手順等について協議・検討した。 その結果、既にほぼ出来上がっている1898年〜1922年分の見直しを後回しにし、1923年〜1925年までの年譜の完成を優先させることにした。2004年3月末には、1923年〜1925年までの年譜が完成する。他方、1926年〜1927年までの年譜原稿は2004年2月にずれ込み、その完成は4月末になる見通しである。それゆえ、1898年〜1922年分の見直しは夏以降になる。 こうした作業の遅れは、新しい資料の発見・入手、その整理と挿入に手間取ったことによる。また、各研究分担者が所属機関の雑務に追われたこと、コンピューター関係のトラブルに対応しきれなかったことも作業の遅れの原因として挙げられる。 現地調査は、2004年3月に岡山、高松、神戸、仙台等を予定している。現地調査が年度末になるのは、年譜作成作業中に生じた疑問を極力書物や関係機関への問い合わせ等によって解決しようとしたためであり、それでも解決できぬ点が最終的に残ったからである。 今年度の年譜作成作業は、結果として、1923年〜1925年までの年譜の完成、1926年〜1927年までの年譜の原稿用データーとそれに基づく仮年譜の作成と言うことができよう。したがって、1898年・1927年までの年譜全体の見直しが完了するのは、予定より1年遅れ、早くとも2004年末になる見通しである。 本国フランスでは、我々のクローデル滞日年譜の作成結果が注目されている。2003年6月にフランスのブザンソン大学で開催された国際会議(クローデルと政治)での発表依頼、フランスのクローデル協会からの原稿依頼等は、その証となろう(研究発表欄を参照)。 2005年はクローデル没後50年にあたり、記念行事遂行のための企画委員会(委員長は芳賀徹京都造形芸術大学長)が2004年1月に設立され、中條、根岸、大出が委員になった。すでに企画面で本研究成果が大いに役立ち、絶好の成果発表の場となっていることを付記する。
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