研究課題/領域番号 |
13410138
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
長與 進 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (40172564)
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研究分担者 |
エルマコワ リュドミーラ 神戸市外国語大学, ロシア学科, 教授 (70316032)
原 暉之 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90086231)
長縄 光夫 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (60068757)
澤田 和彦 埼玉大学, 教養学部, 教授 (70162542)
ユリア ミハトロバ 広島市立大学, 国際学部, 教授 (00285420)
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キーワード | 来日ロシア人 / 白系ロシア人 / 亡命 / 文化交流 / ロシア正教会 |
研究概要 |
標記の共同研究の2年度にあたる平成14年度には、本研究組織のメンバーを中心に組織されている「来日ロシア人研究会」の例会を、5回にわたって開催した(平成14年4月、6月、10月、12月、平成15年2月)。とくに6月8日・9日両日には函館において研究合宿を開催し、合計18本の研究発表と集中的な討議を行った。さらに現地の研究者たちとの交流や、関連施設(市立函館図書館、ハリストス教会など)の訪問も加えて、充実した機会を持つことができた。 この合宿におけるおもな発表テーマは次のようである。-長與進「M・R・シチェファーニクが会った日本人たち」、外川継男「ケーベル博士をめぐって」、長縄光男「函館のニコライ-ゴシケーヴィチ宛ての手紙より-」、中村喜和「ソルジェニーツィンの日本印象記」、ピョートル・ポダルコ「来日ロシア人の第一次群-第三次群-神戸外国人墓地の<ロシア人部>の調査をめぐって-」,、安井亮平「プブノワとシーモノフ」、太田丈太郎「アレクサンドル・チェレプニンと音楽における日本主義」、澤田和彦「P・G・ヴァスケーヴィチの北陸旅行(1902年)について」、ミハイロバ「ロシアにおける愛国主義と日本との関わり」、エルマコワ「ポーランドに伝わった16世紀末の日本語訳詩篇断片」、なおこれらの研究発表の多くは、本年度末に刊行を予定している中間報告集『共同研究ロシアと日本』第5集において公刊される。 各メンバーが本研究課題に関連して執筆した著書や論文は、裏面を参照。海外出張にかんしては、予定どおり安井亮平(研究分担者)が平成14年10月にロシアに出張して、資料収集を行った。
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