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2001 年度 実績報告書

現代香港広東語の語彙体系とその形成にかんする記述的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13410140
研究機関麗澤大学

研究代表者

千島 英一  麗澤大学, 外国語学部, 教授 (20167513)

研究分担者 池田 巧  京都大学, 人文科学研究所, 講師 (90259250)
吉川 雅之  東京大学, 総合文化研究科, 助教授 (30313159)
矢放 昭文  京都産業大学, 外国語学部, 教授 (20140973)
キーワード香港粤語 / フィールド調査 / データベース / 広東語方言文字 / 音韻システム / 日粤同形異義語 / 国際粤語学会 / 粤語文体論
研究概要

本年度はまず代表者と分担者がデータの分析と資料集積および相互交換を行うための広東語方言字の利用可能なコンピュータを配備し、ネットワーク化を行った。
次に、本年度の研究実施計画に基づき、研究代表者の千島は、3回の現地フィールド調査を行い、新しい資料と研究成果の収集を行った。そしてその成果を語彙データベースとして入力するとともに、併せて現地フィールド調査で得られた映像データもデータベース化した。また、実施初年度の重点研究とのひとつとして香港粤語の音韻体系を取り上げ、先行研究を調査・分析するとともに、近年進んでいる香港粤語の大規模な音韻変化に対応した新しい香港粤語の音韻システムを記述し、本年度の報告書に附することにした。
研究成果の発表は2回行った。ひとつは千島が「日粤同形異義語について」という題目で、第二回粤語文化研究会(01.12.08.於麗澤大学)で口頭発表した。もうひとつも同じく千島が中国・広州・曁南大学で開かれた第八回国際粤語学会(01.12.20〜24)にて「日粤同形異義詞語初探」と題して口頭発表した。
各研究分担者においてもそれぞれ現地フィールド調査に赴き、それぞれが当初の計画どおりに(1)香港の社会言語学的諸相の分析と香港粤語の文体論に関する資料の収集、(2)香港粤語の成立にかかわる各種歴史資料の分析、(3)広東語方言字のコンピュータ処理等々の研究を進めた。その成果の一部は研究分担者の中から、2002年6月に香港理工大学で開かれる第1回漢語方言文字学会で発表する予定である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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