研究課題
はじめに、各研究分担者の担当分野について、以下のように決定した。漢文学と近代:ロバート、キャンベル、劉建輝旧日本植民地と文学:エリス俊子、三枝壽勝、上垣外憲一、劉建輝ヨーロッパ文学と東アジア:菅原克也、大澤吉博、エリス俊子翻訳研究:大澤吉博、三枝壽勝、比較文化史的分析:菅原克也、ロバート・キャンベル、上垣外憲一これに従い、各研究者で個別に研究を開始した。次に、7月14日(土)、韓国外国語大學校東洋語大学と、総合文化研究科との日韓学術交流シンポジウムを開催した。これは「女からみた日韓文化」をテーマに、韓国外大の研究者5名、本学の研究者8名が参加し、研究発表を行ったもので、一般聴衆約150名を集めて盛会であった。また、これについて発表論文集を作成した。さらに『比較文学研究』誌上で、日韓の文学的交流に於いて歴史的な役割を果たした金素雲に関して特集を組み、研究分担者である三枝壽勝、上垣外憲一の論文を掲載した。これは14年2月に刊行された。以上のように、本年度は、日本と韓国とのあいだの文化的・文学的交流に関しての研究に集中した。来年度は中国との交流に関する研究を行う予定である。
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