研究課題/領域番号 |
13410142
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
菅原 克也 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30171135)
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研究分担者 |
キャンベル ロバート 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (50210844)
エリス 俊子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (90242031)
大澤 吉博 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (00107418)
上垣外 憲一 帝塚山学院大学, 人間文化学部, 教授 (50120332)
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キーワード | 東アジア / 韓国 / 台湾 / 翻訳 |
研究概要 |
平成13年度及び14年度の研究成果を受けて、以下のことを行った。 平成15年 4月6日(日)、植民地期台湾における文学活動に関して『華麗島文学志』という先駆的業績を残した島田謹二の業績に関して、元台湾淡江大学教授林連祥氏と、島田謹二研究家橋本恭子氏を招いて、講演会を行った。 5月15日(木)、米国シラキューズ大学教授タウンゼント氏を招いて、性愛の比較文化論に関する講演会を行った。 7月10日(木)、韓国仁荷大学校副教授林容澤氏を招いて、韓国近代の翻訳家・詩人・随筆家である金素雲に関する講演会を行った。 11月6日(木)、米国オールド・ドミニオン大学で開催された「日本週間」プログラムに参加し、菅原及び大澤が、それぞれ、日本におけるアメリカ文化の受容、日本文学英訳の問題点について講演した。 平成16年 1月10日(土)、台湾から4名、日本側から4名の研究者が参加した日台国際シンポジウム「異文化の異化と同化」に、菅原、大澤、エリス俊子が参加した。 平成15年8月は、本来ICLA世界大会が香港で行われる予定であったが、春以来のSARS禍の余波で、平成16年8月に延期になった。これにより、該大会のワークショップ"Writers who have gone native"及び一般プログラムにおいて行われる筈であった諸発表がキャンセルされたのは、本研究の展開には深刻な打撃であった。これを補うため、研究代表は分担者と緊密な連絡を取り、本研究の進展に遅滞のないようつとめた。本研究の成果の本格的な公開は、平成16年8月のICLA大会を待たざるを得ないが、一部は各研究分担者が、それぞれに発表を行った。 3年間の研究によって、本研究テーマが、大きな可能性をひめていることも確認された。引き続き、近似の主題に関する調査・研究が必要であることの認識が深まった。
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