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2002 年度 実績報告書

IT投資と産業・雇用構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13430010
研究機関神戸大学

研究代表者

新庄 浩二  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80030667)

研究分担者 張 星源  岡山大学, 経済学部, 助教授 (10304081)
萩原 泰治  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40172837)
三谷 直紀  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70219666)
キーワードIT投資 / 産業構造 / 雇用構造
研究概要

平成14年度は、研究計画に従い、(1)資料収集(2)統計資料の整備(3)計量モデルによる分析および論文の執筆を行った。
資料収集に関しては、平成14年9月11日から平成14年9月18日までの日程で、ドイツのベルリン大学(Fachhochschule fur Wirtschaft Berlin)およびオランダのマーストリヒト大学イノベーション・技術経済研究所(MERIT, University of Maastricht)を訪れ、ヨーロッパ諸国の情報通信技術・政策の動向やIT投資に関する経済学的研究の現状について研究者から詳しい説明を受けた他、関連の資料の収集を行った。
統計資料の整備に関しては、昨年度に引き続き内外のIT関連の統計資料を整備するとともに、雇用・賃金構造に関するデータベースを整備した。
研究面においては、日米のIT資本ストックの形成に関する国際比較研究を行い、その成果を研究論文の形にして学術雑誌(Journal of the Japanese and International Economies)に発表した。その概要は、(1)長期的視点から日米間のIT資本ストックの形成の比較を行ったこと、(2)日米のIT関連投資の限界便益・費用分析を計算することによって、どのようにこれらの投資が正当化できるかを検証したこと、(3)その結果、アメリカでは非IT資本に比してIT資本への投資が過剰である傾向があり、日本はその逆であることなどがわかったこと、である。
さらに、マーストリヒト大学で入手した研究論文を参考にして日本の製造業の業種別IT資本ストックの推計を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Koji Shinjo, Xingyuan Zhang: "Productivity analysis of IT capital stock : The USA-Japan comparison"Journal of the Japanese and International Economies. Vol.17, No.1. 1-20 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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