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2001 年度 実績報告書

北東アジアの移行経済の進展と日本の役割

研究課題

研究課題/領域番号 13430013
研究機関大阪府立大学

研究代表者

宮本 勝浩  大阪府立大学, 経済学部, 教授 (80078998)

研究分担者 于 津平  大阪府立大学, 経済学部, 講師 (90316018)
高 龍秀  甲南大学, 経済学部, 教授 (40234687)
駿河 輝和  大阪府立大学, 経済学部, 教授 (90112002)
キーワード移行経済 / 投資 / 産業構造 / 国際貿易
研究概要

今年度、宮本勝浩はロシア・中国の経済移行経済に関して、国際経済、投資、産業構造の分析を行い、特に投資が国際経済とそめ国の産業構造に強い影響を与えることを明らかにし、中国とロシアの現在の経済状況の相違は、その国の経済政策の基本的方針の相違に基づいていることを証明した。中国の経済発展は、中国政府の輸出産業育成政策、資本流出規制策が功を奏したものであり、他方ロシア経済の停滞はFlシアの内需充足政策、資源輸出政策、資本流出に対する無策などの結果であることを明らかにした。駿河輝和はモンゴルの具体的な企業を個別調査し、それに基づいてモンゴルの産業構造を企業集中度の面から分析した。また、干津平は宮本と共同で、アジア諸国特に中国と大阪の産業の関連を計量的に分析し、大阪は関東地方とは異なりアジア諸国との経済関係が深く、特に中国、インドネシアなどとの経済交流が活発であったことを証明している。そして、中国の開放経済政策の結果、大阪企業が積極的に中国市場に積極的に進出して行っていることを実証的に証明している。このことは、大阪企業の積極性を証明しているが、他方ではこの結果大阪経済が空洞化し、関西地方においては失業率が高くなり、関西経済が停滞する原因をつくっているとも分析している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 宮本勝浩: "移行経済の国際経済と産業構造"同志社大学社会科学. 第68号. 195-214 (2002)

  • [文献書誌] 宮本勝浩, 干津平: "大阪製造業の海外進出の実態"大阪府立大学経済研究. 第47巻第2号. 1-25 (2002)

  • [文献書誌] 宮本勝浩, 韓池: "Compartive Analysis on Economic Transition of Russia and China"Journal of Economics, Business and Law. 第4巻. 11-26 (2002)

  • [文献書誌] 駿河輝和: "モンゴル国の経済と企業の所有集中"大阪府立大学経済研究. 第47巻第2号. 27-42 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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