研究課題/領域番号 |
13430031
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
青山 茂樹 静岡大学, 人文学部, 教授 (20109127)
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研究分担者 |
冨田 健二 静岡大学, 人文学部, 講師 (40329149)
伊藤 暁人 静岡大学, 人文学部, 助教授 (40242755)
佐藤 誠二 静岡大学, 人文学部, 教授 (10170755)
大橋 慶士 静岡産業大学, 国際情報学部, 教授 (20223919)
榎本 正博 静岡大学, 人文学部, 講師 (70313921)
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キーワード | 環境管理システム / 環境政策 / アジア太平洋地域 |
研究概要 |
本年度は過去2年に引き続き地域の環境政策とその地域に進出している多国籍企業の環境管理・対応について検討を行った。また本年度は3年にわたる研究の最終年度であるため、研究報告書を作成した。 本年度の研究概要は以下の通りである。 1 文献調査を引き続き行った。 2 企業グループの環境管理システムがどのように構築されているかについて検討した。 3 アジア地域で現地調査を行った。 (1)2003年10月アジア(ベトナム)日本電産トーソク・ベトナム(NIDEC TOSOK VIETNAM)でのヒアリング調査を行った。その結果、急速に拡大・発展を遂げつつあるベトナムへの各国の直接投資が急増している状況の下での進出企業の経営活動や環境対策・環境管理について知見を得ることができた。また同社がきわめて早い時期に、ISOの認証が取得できたのは、労働者の質、規律、理解度の高さなどが大きく貢献したことが判明した。 (2)2002年12月アジア(インドネシア)ヤマハ発動機の、インドネシア・ジャカルタにある現地法人PT YAMAHA INDONESIA MOTOR MANUFACTURINGとPT YAMAHA MOTOR PART MANUFACTURING INDONESIAについて、環境経営に関するヒアリング調査を行った。具体的にはISO14001認証取得のスケジュール、インドネシア・ジャカルタの環境問題と環境政策との関わりについて調査した。そこではインドネシア国内では本邦基準にのっとり環境経営を行っている日系企業がほとんどとであることが明らかになった。 4 3年にわたる研究の最終年度であるため、過去3年間に行った現地調査におけるヒアリングを中心に、収集した資料を参考にして研究報告書をまとめた。
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