研究課題/領域番号 |
13430037
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
廣瀬 幹好 関西大学, 商学部, 教授 (30156715)
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研究分担者 |
関口 定一 中央大学, 商学部, 教授 (20138613)
内田 一秀 札幌大学, 経営学部, 教授 (50140984)
伊藤 健市 関西大学, 商学部, 教授 (70159870)
森川 彰 名城大学, 経営学部, 教授 (20140022)
百田 義治 駒澤大学, 経済学部, 教授 (90146754)
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キーワード | 労使関係システム / 特別協議委員会 / ニュー・ディール / アメリカ労働運動 / 経営者の思想 |
研究概要 |
今年度は研究期間の最終年度であるため、主に研究をまとめる作業に力を注いだ。研究成果報告書の作成に向けて、研究合宿を昨年9月と12月に2回行った。 9月6-7日に実施した(於:名城大学)研究合宿では、参加者の担当する個別企業についての研究報告と共に、研究成果報告書の概要について議論した(ただし、この合宿については費用の捻出が困難であったため、日本経営学会開催時期に行い、収支決算報告書には表れていない)。これを受けて12月19-21日に実施した(於:関西大学高岳館)研究合宿においては、研究分担者ほぼ全員が参加し、報告を行った。そしてまた、その報告内容を2004年3月末までにペーパー化し、研究代表者に送付することが確認された。 以上の研究合宿等を通じて、1920年代からWelfare Capitalismを標榜してきた大企業が、ニューディール期に展開されたローズベルト政府の労働政策の影響下で、どのようにして飛躍的に発展する労働組合運動に対処してきたのかという問題について、個別企業レベルではかなり明らかにすることができた。すなわち、いわゆるニューディール型労使関係の生成過程を、個別企業における労務政策と労使関係の展開というミクロレベルの分析から明らかにする作業については、大きな成果があった。
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