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2001 年度 実績報告書

デザイン・ツー・パフォーマンスの導入と実践の効果に関するフィールド研究

研究課題

研究課題/領域番号 13430039
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

小林 啓孝  慶應義塾大学, 商学部, 教授 (40062187)

研究分担者 清水 孝  早稲田大学, 商学部, 助教授 (50216090)
長谷川 惠一  早稲田大学, 商学部, 教授 (60218443)
伊藤 嘉博  上智大学, 経済学部, 教授 (10168388)
キーワードデザイン・ツー・パフォーマンス / バランスト・スコアカード
研究概要

本研究は、計画段階で業績を高い確度をもって作り込むことを企図したデザイン・ツー・パフォーマンスの具体的な実践ツールとして期待されるバランスト・スコアカードについて多面的かつ実証的な研究を目指すものである。ただし、パランスト・スコアカードの導入および実践経験に乏しいわが国の企業では、解決を課題も多い。そこで、本研究にあっては、導入企業に対する訪問調査や国際比較研究等を行って、この課題を抽出すべく検討を行ってきた。
具体的には、バランスト・スコアカード導入企業ならびに導入準備企業14社の経営企画部門のマネジャーに対してヒアリング調査を行うとともに、バランスト・スコアカードの実践を支えるデータウェアシステムの提供企業に対してもインタビュー調査を行った。また、国際比較研究という点では、本年はオーストラリアならびに韓国を対象とした訪問調査を実施した。前者については、バランスト・スコアカード導入企業を対象に本格的なアンケート調査が行われていたことから、この調査を実施した研究者との意見交換と導入企業へのインタビューを目的とするものであった。また、後者の韓国訪問は、近年躍進めざましい韓国企業におけるバランスト・スコアカード経営とわが国におけるそれとの相違点を明らかにすることを目的とするものであった。この訪問によって、韓国の先進企業におけるバランスト・スコアカード経営が予想以上にシステマティックに展開されていることに驚かされた。あわせて、韓国におけるバランスト・スコアカードの研究者とのミーティングを通じて、同経営ツールに対して、韓国の経営者ならびに研究者がわが国以上に高い期待をよせていることを感ずることができた。
こうした調査研究から得られた情報および資料等現在研究メンバー間で協議を重ね、検討を加えつつあるが、その成果の一部は日本管理会計研究学会ならびに日本原価計算研究学会等において公表するとともに、論文等にもまとめている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 長谷川恵一: "戦略的経営と管理会計-バランスト・スコアカードの可能性"原価計算研究. 26・1. 1-11 (2002)

  • [文献書誌] 伊藤嘉博: "わが国におけるバランスト・スコアカード実践上の論点と課題"ビジネスインサイト. 10・1. (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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