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2001 年度 実績報告書

欧米およびアジアの資本市場生成期における会計・監査問題

研究課題

研究課題/領域番号 13430040
研究機関早稲田大学

研究代表者

塩原 一郎  早稲田大学, 商学部, 教授 (30063598)

研究分担者 井上 清就  東北学院大学, 経済学部, 講師 (10308273)
小俣 光文  明海大学, 経済学部, 講師 (40316683)
町田 祥弘  東京経済大学, 経営学部, 助教授 (50267431)
土屋 和之  千葉商科大学, 商経学部, 助教授 (30288013)
キーワード資本市場生成期 / 国際監査史 / 職業専門家による法定外商監査 / 日本監査とアメリカ監査 / 日本監査とドイツ監査 / 歴史的分析モデル / 戦間期における監査の状況 / 日本監査とマレーシア監査
研究概要

本研究は、資本市場生成期に焦点を置いて、国際的視野から職業専門家による法定外部監査およびそのインフラとしての財務会計基準ならびに職業会計士の在り様を明らかにすることを課題とした。そのために、まず、「国際的」の内容をとりあえず、米英独仏日の先進5ヶ国およびエマージング国からマレーシアを選んで、課題に関連する資料・文献を収集し、当該諸国の職業会計士団体・規制機関・利用機関などの関係者への面接調査等を試み、その結果について、我々が妥当と考える方法論的基礎に立った解釈を与え、各国の監査、とりわけ日本のそれを説明するに足る分析モデルの設計を試みた。我々は、このような研究を包括する領域として、国際監査史という領域設定を行った。その趣旨・意義・領域・方法等は、別掲の塩原による「国際監査史論の構想」に譲るが、その具体的展開として、塩原・町田による「独立性」を中心にした、日米監査比較研究、塩原・井上による日独比較研究(これは従来からの両者の研究テーマでもあり、すでに公開した論考に引き続き行われた)、小俣による「アメリカにおけるリスクアプローチ監査導入の史的分析」、塩原・土屋による日・マレーシア比較研究として進められた。特に後者については、マレーシアのマラヤ大学および、同国ペナンの科学大学会計学科の研究者の協力および本研究参加者以外の日本の研究者の協力を得て、鋭意研究が進められている。その成果は、「マレーシアの会計と監査」の書名のもとに出版を予定しているが、特に同国の国作り期におけるイギリス会計・監査の継承プロセスそのもの、およびそれと戦後日本の会計と監査の立ち上げ状況の比較考察は興味深い成果が現れてくるものと期待している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 塩原 一郎: "独立性をめぐる議論から見た日本の公認会計士監査の特質"JICPAジャーナル. 13・7. 78-83 (2001)

  • [文献書誌] 塩原 一郎: "国際監査史論の構想"早稲田商学. No.391. 1-22 (2001)

  • [文献書誌] ICHIROU SHIOBARA(Ed): "International Auditing Environment"Zeimukeiri-kyokai Co.Ltd. 323 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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