• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

エキゾチック原子核(^<17>B,^<22>N,^<23>O等)のハロー構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13440075
研究機関新潟大学

研究代表者

鈴木 健  新潟大学, 理学部, 助教授 (10196842)

研究分担者 泉川 卓司  新潟大学, アイソトープ総合センター, 助手 (60282985)
大坪 隆  新潟大学, 理学部, 助手 (70262425)
大矢 進  新潟大学, 理学部, 教授 (90092676)
キーワード不安定核 / 中性子ハロー / 入射核破砕反応 / 運動量分布 / グラウバー模型 / 殻膜型 / 配位混合
研究概要

本補助金の交付によって我々は入射核破砕反応で生成された中性子ハロー候補の原子核^<17>Bについて^<17>B→^<15>Bの運動量分布p//とσ_<-2n>を入射エネルギー70A MeVで理研のRIPS施設で測定した。RIPS施設のFO焦点面においた2次ビーム生成標的Beに入射エネルギー110A MeVの^<22>Ne1次ビームが照射された。2次ビームは同施設のF1・F2焦点面に設置された検出器群によりBr-TOF-DE法で粒子識別され、F2焦点面で反応標的(Be227mg/cm^2)に入射した。^<15>B等の破砕荷電粒子は3連のQ磁石を経由して最終焦点面(Transmission〜80% ; 運動量に依存せづ)に輸送され、Si-NaIテレスコープで粒子識別された
実験に必要な検出器群は我々が製作したものの他に、購入が間に合わず借用したものが混在したが実験は無事終了し終了後にデータを大学へ持ち帰り詳細なデータ解析を行なった。
実験室系でp//分布は反応標的後段(F2-F3間)のTOFからP=βγM/Zとして求めた。入射核静止系でのp//分布は,前段(F1-F2間)のTOFを使いLorentz変換することで求めた。本実験結果をグラウバー模型による理論計算と比較した。その際、殻模型での配位混合を導入することで実験結果を上手く説明できた。
実験結果が示す狭い分布の巾やσ_<-2n>は^<17>Bがハロー核である事を支持する世界で最初のデータとなった。詳しい結果については平成14年3月の日本物理学会にて発表された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] R. Kanunngo: "Experimental evidence of core modification in the near drip-fine nucleus ^<23>O"Physical Review Letters. (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi