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2001 年度 実績報告書

RF-IDタグによる流通情報を利用したフレキシブルサプライチェーン管理方式

研究課題

研究課題/領域番号 13450164
研究機関大阪大学

研究代表者

薦田 憲久  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90234898)

研究分担者 一階 良知  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40273578)
大川 剛直  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30223738)
キーワードRF-ID / サプライチェーン / シミュレーション / Bluetooth / モデリング / スループット / 在庫管理
研究概要

サプライチェーンを管理する際に最も問題となるのは、チェーンを流れる製品の現在状況を把握することが困難ことである。このため、顧客からの需要を満たすためには適正よりも過剰の在庫を用意しておく必要があり、それが余分なコストとしてかかることになる。インターネットの発達による世界規模での輸送が行われるようになるにつれ、このコストは増大する傾向にある。
そこでRF-IDタグをサプライチェーンに利用することで、製造・配送中の製品を動的な見込み在庫とみなした、統合的なサプライチェーン管理方式を提案する。そのために必要となる「RF-ICタグへの記録データの定義」という基盤技術を検討するとともに、提案した手法を評価するための、RF-ICタグの輸送と、管理計画を自動的に行なうシミュレーションシステムの開発を行なう。
まず、研究の対象とするサプライチェーンモデルを作成するために、現実の生産・流通業務の実データを収集し、それらを本研究グループで開発中のサプライチェーンモデリングツールを用いて、モデル化を行った。作成したモデルを分析することで、現在の対象モデルの問題点の分析、RF-IDタグを用いて改善できるポイントを見いだすことができた。また、RF-IDタグの分析のために、RF-IDタグとその読み書き装置を用いて、RF-IDタグを用いたサプライチェーンのシミュレーションシステムの作成を行なった。
一方で、RF-IDタグと同様に非接触でデータの交換ができ、読み取り距離がRF-EDタグよりも長いBluetoothにも着目し、データ送受信用のシミュレーションを行うツールと、データの送受信プロトコルについての研究を行なった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] M.Kishimoto, N.Komode, et al.: "The development of information service system using Bluetooth in an exhibition hall"Proc. of 4th International Conference on Electronic Commerce Research. Vol.1. 178-183 (2001)

  • [文献書誌] M.Yumoto, N.Komoda, et al.: "An Evaluation system of Logistic Scenarios for Withdrawal in the Disposal of Waste Personal Computers with RF-ID Tag."Proc. of 2001 IEEE Int. Conf. on Emerging Technologies and Factory Automation. Vol.2. 323-328 (2001)

  • [文献書誌] H.Oiso, N.Komoda, et al.: "A Bluetooth-based Guidance System using In-building Location Estimation Method"Proc. of Applications and Services in Wireless Networks. 163-171 (2001)

  • [文献書誌] T.Yamasaki, N.Komoda, et al.: "An information offering system for exhibition explanation by Bluetooth technology"Proc. of Int. Conf. on Advances in Infrastructure for Electronic Business, Science, and Education on the Internet. (CD-ROM). (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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