研究課題/領域番号 |
13450166
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
田山 典男 岩手大学, 工学部, 教授 (40003850)
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研究分担者 |
杜 海清 岩手大学, 工学部, 助手 (80333756)
長田 洋 岩手大学, 工学部, 助手 (10261463)
恒川 佳隆 岩手大学, 工学部, 助教授 (80163856)
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キーワード | 産業用CT / ウェーブレット / 特異値分解 / X線投影スキャナ / 画像再構成 |
研究概要 |
近年・工場の流れ検査工程において、電子部品等の対象物内部を3次元可視化し非破壊検査を行いたいという要求が高まっている。本研究の目的は、極少数方向のX線投影データから、対象物体の内部を3次元画像として再構成する、高速で手頃な価格の独創的な「産業用CT装置」を創出することにある。そのためウェープレット理論と特異値分解理論を組合せてX線投影データに特異パターンを畳込みむという新しい方法を研究している。この研究課題は、採択の内定したのが今年度の11月であったが、初年度として順調に研究が進行している。今年度の主な研究内容を以下に記述する。 (1)新型のX線パネルセンサを購入して、それを既設のX線実験装置に組込み設置して、X線源を水平に回転移動させる精密機構とステッピングモータの駆動部を設計製作した。そしてコンピュータによりそれらを回転駆動させてX線投影データを取込む投影スキャンソフトウェアを作成した。投影画像サイズが2000×2000であり1画素が16ビットである大型画像によるX線投影データをコンピュータに取込めることを実験的に確認した。所期の平面状X線センサによる高解像度X線投影スキャナーを試作実現することに成功した。 (2)ウェーブレット特異パターンの畳込み定理の成立を想定して、種々の多重ウェープレット標本化モデルを設定して、画像再構成の計算機シミュレーション実験を行った。その実験結果について検討中である。
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