本年度は、主に置床と間仕切壁の複合化されたシステムの試設計を行うとともに、CAD画像や模型の拡大投影を試み、内装システムの検討を行った。 本年度に得られた主な成果を、以下に示す。 ・置床パネル、及び間仕切壁を構成するスタッドと壁パネルの統合化されたシステムの試設計を行った。また、これらが集合住宅の内装として効率よく機能するようなモデュラーコーディネーションの検討を行った。 ・開発を行った内装システムを、既存の集合住宅住戸の平面に適用して内装の設計を試行したところ、ほぼ問題なく現況の平面を再現することができ、内装システムとしての適切さが確認された。 次年度は、さらに本システムの詳細部分の設計を行うとともに、実大の試作品を製作し、検討を行う予定である。 また、住戸の躯体の実大モデルを作成の上、内装の施工実験を行い、本システムのフィージビリティの検証を行う予定である。
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