研究課題/領域番号 |
13450252
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
西村 征一郎 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50093357)
|
研究分担者 |
中川 理 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (60212081)
竹内 次男 京都工芸繊維大学, 美術工芸資料館, 教授 (30069827)
石田 潤一郎 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (80151372)
松隈 洋 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (80324721)
|
キーワード | 建築と写真 / 建築家と建築写真家 / 建築写真の選択 / 建築の再生と継続 / 村野藤吾 |
研究概要 |
1.設計図資料の分析 平成11年度、12年度、13年度、14年度に引き続き平成15年度も厖大な預託資料の整理・分析をおこなった。本学O.B.、研究室学生達の協力により目標を達成したが、次年度も継続が必要である。 2.村野藤吾の設計研究会 研究会も継続中であるが、本年2月7日で33回を数える。第28回研究会は「大阪心斎橋プランタン」閉業のニュースに驚き、現地で"お別れ会"をもった。「大阪そごう」「心斎橋村野事務所」と村野の作品が姿を消していく。第31回研究会は「日生劇場」と帝国ホテルの「東光庵」の調査・見学をおこなった。 3.資料収集 第28回研究会での多比良誠氏との出会いが、今年度の第5回村藤吾建築設計図展のテーマに結びついたのであるが、氏の父親多比良敏雄による3,000カットに及ぶ村野作品の建築写真の存在を知った。(詳細は、本年度のカタログに掲載よる) 4.展覧会 平成16年2月7日〜22日、第5回の村野藤吾建築設計図展を開催。テーマは「村野藤吾と建築写真」-写真家・多比良敏雄の仕事を通じて-である。「関西大学」「神戸新聞会館」「プランタン心斎橋・プランタン戎橋」「新大阪ビル」「大阪新歌舞伎座」をとりあげ、図面と共に当時の建築写真(全て多比良による)を展示。又新歌舞伎座については、建築部分の検討模型も展示。 5.シンポジウム 2月7日(土)には第5回となる関連シンポジウムを開催。基調講演は建築家林昌二氏。関西大学教授の川道麟太郎氏。シンポジウムでは建築家石井修氏、大阪市大教授竹原義二氏により"建築写真家多比良敏雄の仕事"が満員の会場の仲熱く語られ盛況であった。(司会総合西村征一郎、石田潤一郎)
|