研究課題
(1)渡辺らは最近、誘電緩和の実験によって星型高分子に対してはBall-McLeishらが提案したDynamicTube Dilation理論では説明のできない緩和があることを見出していた。我々は双対スリップリンク模型を適用し、このずれを説明することに成功した。結果をPhys.Rev.Lett.2001に発表した。(2)これまでの双対スリップリンク模型のコードのインタフェースを改良し、汎用的なプラットフォームの上に載せ、誰でも使いやすい形で提供するようにした。コードはOCTAシステムの一部としてホームページ(http//octa.jp)にて公開の予定である。(3)スリップリンクの生成時間を考慮した新しいシミュレーション法を考案し、実装した。しかし、残念ながら予想に反して、大幅なスピードアップにはつながらなかった。(未発表の研究)
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