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2002 年度 実績報告書

アポプラストで作用する無機元素の生理学・生化学

研究課題

研究課題/領域番号 13460031
研究機関京都大学

研究代表者

間藤 徹  京都大学, 農学研究科, 助教授 (50157393)

研究分担者 藤原 徹  東京大学, 農学生命科学研究科, 助手 (80242163)
馬 建鋒  香川大学, 農学部, 助教授 (80260389)
キーワードアポプラスト / ホウ素 / カルシウム / アルミニウム / 細胞壁
研究概要

間藤、藤原はホウ素、カルシウム、馬はアルミニウム、ケイ酸について検討を進め、以下の結果を得た。細胞壁へのカルシウムの吸着に関係するペクチンメチルエステラーゼについて検討を進め、生育にカルシウム要求性の高い双子葉植物のペクチンメチルエステラーゼでは活性発現に20mMのカルシウムイオンを要求するが、カルシウム要求性の低いイネでは活性にカルシウムを必要としないことを明らかにした。さらにタバコ培養細胞を用いて、培養液中のカルシウム濃度が01mM以下になると細胞はカルシウム欠乏障害を受けること、培地濃度がO.1mMまで低下しても細胞壁中のカルシウム濃度は1〜10mMに維持されていることをカルシウム特異的蛍光色素を用いて示した。藤原はホウ素吸収に関係するBor1タンパク質がイネ幼穂で発現していることを示した。またシロイヌナズナでbor1ノックアウトミュータントを作成しホウ素吸収が損なわれていること示した。さらに酵母を用いてbor1の機能解析を進め、Bor1が細胞からのホウ素の排出に機能している可能性を明らかにした。馬はケイ酸のアナログであるゲルマニウム酸とアジ化ナトリウムで誘導したイネの突然変異株を用いてケイ酸吸収変異体のスクリーニングを進め、ケイ酸吸収の欠損した突然変異体GR1株を単離しケイ酸吸収機構の解明を進めた。アルミニウムの結合部位を検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masaru Kobayashi, et al.: "Purification and cDNA Cloning of UDP-D-Glucuronate Carboxylyase (UDP-D-xylose Synthase) from Pea Seedlings"Plant Cell Physiology. 43. 1259-1265 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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