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2002 年度 研究成果報告書概要

マイクロサテライトDNAマーカーによる主要林木のジーンマッピング

研究課題

研究課題/領域番号 13460070
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 林学
研究機関九州大学

研究代表者

白石 進  九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (70226314)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
キーワード林木育種 / DNA分子マーカー / マイクロサテライトDNA / SSR / 連鎖地図 / スギ / ヒノキ / クロマツ
研究概要

本研究は2年計画で実施し、主として次の成果を得ることができた。
(1)ゲノム中に散在するマイクロサテライトDNA(SSR;simple sequence repeats)領域を効率的に単離するため、TAC(triplex affinlty capture)法によるSSRマーカー開発法を確立した。
(2)モデルDNA(rbcL遺伝子に、[CT]_10、[CT]_15、[CT]_20、[CT]_25を挿入したDNA分子)を用いて、三重らせんDNA形成時のpH、温度条件等について検討した結果、pH64〜70の条件下で、繰り返し数の大きい(20回以上)SSR領域が選択的に単離できた。
(3)単離SSR分子のクローニングとこれを保有するコロニーの効率的なスクリーニングのために、PIMA(PCR-based isolation of microsatellite arrays)法の改良を行った。
(4)TAC法を用いて、スギ、クロマツ、ヒノキ、アカシアの4樹種のゲノムDNAを対象として、SSR領域のスクリーニングを実施し、スギで約300個のSSRの解析を行った。その塩基配列情報を基に、SCAR(sequence characterized amplified region)化し、PCRべースのSSRマーカーを開発した。
(5)スギ(早良1号の単相胚乳家系)、ヒノキ(姶良32号×薩摩8号の人工交配家系)、クロマツ(志摩64号の単相胚乳家系)、カラマツ(グイマツ)(カラマツ×グイマツの種間雑種個体の単相胚乳家系)の4樹種において、連鎖地図作成のための研究材料を作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中島康介, 白石進: "ヒノキマイクロサテライト分析の効率化-Multiplex PCR化-"九州森林研究. 56. 69-70 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Nakashima, K., Shiraishi, S.: "Effective analysis of microsatellite in Chamaecyparis obtuse"Kyushu Forest Research. 56. 69-70 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2005-04-19  

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