研究課題/領域番号 |
13460125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 名古屋文理大学 (2002-2003) 名古屋大学 (2001) |
研究代表者 |
奥村 純市 名古屋文理大学, 情報文化学部, 教授 (10023425)
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研究分担者 |
村井 篤嗣 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (10313975)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | 脂肪酸結合蛋白質 / FABP / ニワトリ / 肝臓 / PPAR-α / 遺伝子発現 / 転写制御 / 孵化 |
研究概要 |
鳥類肝臓で発現するL-FABP及びLb-FABPの生理機能解明を最終的な目的とし、1)両遺伝子のクローニング、2)両遺伝子の発現を制御する要因の検索、3)PPAR-αによる両遺伝子発現制御の可能性について調査した。ニワトリ肝臓からL-FABPおよびLb-FABP遺伝子をクローニングし、それぞれ125および126個のアミン酸をコードする蛋白質であることが判明した。L-FABPは小腸や肝臓でも発現するが、Lb-FABPは肝臓においてのみ発現していた。成長ステージに伴うFABPmRNA発現量の変動を調査した所、両FABPの発現量は孵化を境にして急激に上昇した。その後は成長段階の進行、性差あるいは産卵による影響は見られず、両FABPは高レベルで安定した発現を維持していると考えられた。絶食により両FABP発現量は低下したが、哺乳類で発現を誘導することが知られている脂肪の摂取あるいはPPAR-αのリガンドとなるWy-14,643の摂取にのよってもFABP発現量は変動しなかった。FABPの発現を転写レベルで制御する考えられているPPAR-αのmRNA発現量を調査した所、いずれの発育ステージ及び処理区においても変化は認められなかった。また、ニワトリL-FABP及びLb-FABP 5'上流領域それぞれ-566bp、-943bpまでの塩基配列を決定した。その結果、哺乳類ではL-FABP発現に深く関与していると考えられているPPARの結合部位(peroxisome proliferator response element)が、ニワトリL-FABPおよびLb-FABPの5'上流領域には存在しなかった。したがって、その発現制御にPPAR-αが関与する可能性は極めて低いと思われた。
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