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2001 年度 実績報告書

シスチントランスポーターの個体における発現と生理的病態的機能

研究課題

研究課題/領域番号 13470031
研究機関筑波大学

研究代表者

坂内 四郎  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (70019579)

研究分担者 佐藤 英世  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (60235380)
キーワードシスチン / システイン / グルタチオン / レドックス / トランスポーター / 酸化ストレス / 活性酸素 / 遺伝子発現制御
研究概要

シスチントランスポーターx_c系の活性発現とその調節機構を明らかにするため、研究を行い、以下の成果を得た。
1.シスチントランスポーターの主成分であるxCTタンパク質のcRNAを用いたin situ hybridization法により、脳における局在性を調べた。その結果、xCTは髄膜に強く発現し、また、最後野など、一部の脳室周囲器官にも顕著な発現がみられた。このことから、このトランスポーターは脳脊髄液におけるシスチン・システイン比、すなわち、レドックス・バランスを調節している可能性が考えられた。
2.xCT遺伝子の5上流部のプロモーター解析を行い、シスチントランスポーターの親電子薬およびシスチン欠乏による活性誘導のメカニズムを解析した。親電子薬による誘導にはAREといわれるエレメントと転写因子Nrf2が関与し、シスチン欠乏による誘導にはそのAREと近接しているが、別のエレメントが関与していることが示唆された。
3.xCT遺伝子をノックアウトしたマウスを作り出す目的でターゲッティングベクターを作成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hideyo Sato: "Effect of oxygen on induction of the cystine transporter by bacterial LPS in mouse peritoneal macrophages"Journal of Biological Chemistry. 276. 10407-10412 (2001)

  • [文献書誌] Kazumi Kuriyama-Matsumura: "Effects of hyperoxia and iron regulatory protein-1 activity and the ferritin synthesis in mouse macrophages"Biochimica et Biophysica Acta. 1544. 370-377 (2001)

  • [文献書誌] Kayoko Sasaki: "Restored vulnerability of cultured endothelial cells to high glucose by iron replenishment"Biochemical and Biophysical Research Communications. 289. 664-669 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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