研究課題/領域番号 |
13470055
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
片倉 賢 群馬大学, 医学部, 助教授 (10130155)
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研究分担者 |
鳥居 本美 愛媛大学, 医学部, 教授 (20164072)
藤瀬 浩 麻布大学, 獣医学部, 教授 (40106232)
大上 美穂 群馬大学, 医学部, 助手 (40269048)
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キーワード | ABC蛋白質 / Leishmania amazonensis / 遺伝子導入 / 抗ペプチド抗体 / 細胞内局在 / トランスポーター / リーシュマニア / 薬剤耐性 |
研究概要 |
本研究は、LaMDR1とLaMDR2蛋白質という2つの異なるトランスポーター型ABC蛋白質遺伝子による薬剤耐性モデルを検証することで、リーシュマニアにおけるこれら膜蛋白の機能的特性と薬剤耐性との関係を明らかにすることを目的として計画された。今年度は、LaMDR2蛋白質に対する2種類の特異抗体、すなわち、C末端部のアミノ酸配列に対する抗ペプチド抗体と大腸菌で産生させたレコンビナント蛋白に対する抗体を作製した。ウエスタンブロッティング法による解析の結果、両抗体ともLaMDR2遺伝子を過剰発現させた株の分子量約140KDaの蛋白質と強く反応した。抗体の認識した蛋白の分子量は、LaMDR2蛋白質の予想される分子量と一致しており、遺伝子導入株においてLaMDR2蛋白質が産生されていることが確かめられた。現在、本蛋白質の細胞内局在について免疫組織化学的な詳細な検討を進めている。
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