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2002 年度 実績報告書

双子老人2,500組の比較からみた老化及び寿命に関与する生活習慣・環境要因の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13470089
研究機関大阪大学

研究代表者

早川 和生  大阪大学, 医学部, 教授 (70142594)

研究分担者 三上 洋  大阪大学, 医学部, 教授 (80173996)
キーワード双生児 / 老化 / 予防 / 寿命 / 生活環境 / ライフスタイル
研究概要

遺伝的に同一な一卵生双生児は、素因をコントロールした上で、生活習慣や環境要因の影響を敏感に比較検討できる有力な研究対象である。本研究では全国各地に移住するこれらの双生児2,500組の中高年齢双生児を対象に総合的健診調査を実施し、健康度、老化度、体力度等も同胞間差異と個々の生活習慣や生活環境要因との関連を実施的に明らかにすることを目的とした。
対象と方法:把握している、双生児2,500組のうち西日本に在住する、1,300組について郵送質問紙を実施した。また、血液化学検査(各種血清脂質、アポタンパク、電解質、免疫能、モノクロナール、抗体サイトグラム、CD3・4・8・16・23・56・NK等約200項目、WAIS成人知能テスト等)および生活環境項目を面接問診調査した。
結果:ライフスタイル要因に関しては、特に食品摂取及び食物嗜好性に関する成績が注目された。一卵生双生児において塩分嗜好性、脂肪食品嗜好性の一致率が高く、養育・遺伝因子の関与が示唆された。免疫能に関しては、CD4,CD8,CD3,CD16,CD56においてライフスタイル要因の関与、特にアルコール摂取量の同胞間差異と関与する傾向がみられた。また、精神機能の老化による低下の関与が指摘されているアポタンパクEについてもライフスタイルの関与が示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hayakawa, Kazuo: "Spotlights ; Research samplings : Literature, Plitics, Photography, and Athletics"Twin Research. 6(1). 72-81 (2003)

  • [文献書誌] 早川和生, 他: "多胎家庭における母子愛着関係の発達とファミリーサポート上の課題"看護研究. 35(3). 229-237 (2002)

  • [文献書誌] 早川和生: "コミュニテイ アズ パートナー"医学書院. 265 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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