研究概要 |
1,独自に考案したラットの「水・アルコール弁別自発摂取装置」を用い、アルコール嗜好性の高いラット(第31世代)とアルコール嗜好性の低いラット(第35世代)を継続繁殖させた。 2,独自に考案した「回転カゴを応用したマルチプル受動・能動回避学習装置」を用いて、高アルコール嗜好性ラットと低アルコール嗜好性ラットとの間で、覚せい剤、コカイン、シンナー等の乱用薬物に対するアルコールの影響について検討した。 3,アルコール嗜好性の異なるラットについて、覚せい剤ならびにコカインの単独投与の場合に比較して、アルコールとの併用投与の影響につき、ラット脳内ドーパミン、セロトニンの変化を、マイクロダイアリシス法にて測定し、前記学習行動の変化と比較検討した。 4,ラットのアルコール嗜好性とアルコール代謝ならびに覚せい剤、コカイン濃度との関係については現在検討中である。
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