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2001 年度 実績報告書

転写因子Cdx1、Cdx2による胃の腸上皮化生の作成と遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 13470122
研究機関自治医科大学

研究代表者

菅野 健太郎  自治医科大学, 医学部, 教授 (60179116)

研究分担者 大澤 博之  自治医科大学, 医学部, 助手 (70260833)
佐藤 貴一  自治医科大学, 医学部, 講師 (50275707)
武藤 弘行  自治医科大学, 医学部, 講師 (50322392)
熊倉 泰久  自治医科大学, 医学部, 助手 (50275682)
キーワード腸上皮化生 / 転写因子 / トランスジェニックマウス / CDX
研究概要

腸上皮化生の分子機構を解明するため、胃壁細胞に特異的に発現するH, K-ATPaseβサブユニットのプロモーターにホメオボックス遺伝子であるCDX1, CDX2遺伝子を接続させたキメラ遺伝子もつベクターを構築し、それぞれを発現するトランスジェニックマウスを作成した。すでにCDX2発現マウスについては、組織解析を行い、胃粘膜がCDX2発現によって腸上皮に変化することを見いだし2001年の日本消化器病学会、米国消化器病学会でその成果を発表した。現在その詳細について解析を終了し、英文論文を投稿中である。CDX1トランスジェニックマウスもすでに誕生しており、現在その組織構築をCDX2トランスジェニックマウスと比較解析中である。またヒト胃粘膜において、小腸形質の発現に深く関与する転写因子であるCDX1, 2の発現と腸上皮化生の発現との関係を検討し、CDX2が腸上皮化生腸の発生に先立って胃粘膜に発現されることを見いだし英文論文報告した。またCDX2遺伝子発現が除菌によって改善するかどうかを免疫組織学的に検討し、これが除菌によっても発現が変化しないことを明らかにし、英文論文として発表予定である(現在印刷中)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] A.Eda, H.Osawa, K.Sugano: "Expression of homeobox gene CDX2 precedes that of CDX1 during the progression of intestinal metaplasia"J.Gastroenterology. 37・2. 94-100 (2002)

  • [文献書誌] Satoh K, Mutoh H, Sugano K: "Aberrant expression of CDX2 in the gastric mucosa with and without intestinal metaplasia"Helicobacter. (in press).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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