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2002 年度 実績報告書

新しいゴナドトロピン誘導性転写因子(GIOT)の卵巣機能調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13470216
研究機関福井医科大学

研究代表者

宮本 薫  福井医科大学, 医学部, 教授 (30125877)

研究分担者 水谷 哲也  福井医科大学, 医学部, 助手 (90322734)
山田 一哉  福井医科大学, 医学部, 助教授 (20263238)
キーワード性腺特異的転写因子 / ゴナドトロピン誘導性 / 転写活性化 / ジンクフィンガー構造
研究概要

GIOTが作用(転写調節)している卵巣の遺伝子群を同定し、卵巣機能におけるGIOTの役割を明らかにする。GIOTは、遺伝子の上流の特定のDNA配列に結合すると考えられる。私共は既に、サブトラクションクローニング法を用いてゴナドトロピン誘導性の卵巣遺伝子、scavenger receptor type B (SR-BI), NGF-IA (egr-1), steroidogenic acute regulatory protein (StAR), LH receptor, 20-beta HSD, 3-beta HSD, P450_<C17>, P450_<SCC>等を多数クローニングしている。本研究ではこれらの遺伝子の発現調節にGIOTが関与するかどうかを明らかにした。まず、これらのゴナドトロピン誘導性の卵巣遺伝子の上流域をクローニングし、遺伝子発現能力を調べるために、ルシフェラーゼベクターに組み込んだ。これらの遺伝子が発現していると思われる卵巣顆粒膜細胞にGIOTと同時にトランスフェクトし、GIOTのルシフェラーゼ活性に対する影響を解析した。またその一環として、GIOTと相互作用する遺伝子群を卵巣顆粒膜細胞からスクリーニングし、新規の性腺特異的転写因子GCX-1を発見した。GCX-1はHMG-boxを有する転写活性化因子で、卵巣、精巣、子宮、脳下垂体、視床下部にのみ存在する大変ユニークな転写因子である。本研究により新たな転写因子を発見したことは大きな成果である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Satho, T.: "Activation of peroxisome proliferator-activated receptor-Y stimulates the growth arrest and DNA-damage inducible 153 gene in non-small cell lung carcinoma cells"Oncogene. 21. 2171-2180 (2002)

  • [文献書誌] Yoshino, M.: "Early growh response gene-1 (Egr-1) regulates the expression of the rat luteinizing hormone receptor gene"Biol.Reprod. 66. 1813-1819 (2002)

  • [文献書誌] Inoue, K.: "The effect of transforming growth factor-beta on the expression of luteinizing hormone receptor in cultured rat granulosa cells"Biol.Reprod.. 67. 610-615 (2002)

  • [文献書誌] Hirano, S.: "Rat zinc-fingers and homeoboxes 1 (ZHX1), a nuclear factor-YA-interacting nuclear protein, forms a homodimer"Gene. 290. 107-114 (2002)

  • [文献書誌] Yamada, K.: "Functional analysis and the molecular dissection of zinc-fingers and homeoboxes 1 (ZHX1)"Biochem.Biophys.Res.Commun.. 279. 368-374 (2002)

  • [文献書誌] Sekiguchi, T.: "Transcriptional regulation of Epiregulin gene in the rat ovary"Endocrinol.. 143. 4718-4729 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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