研究課題/領域番号 |
13470244
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
小林 紘一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (80051704)
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研究分担者 |
渡辺 真純 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90201227)
川村 雅文 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70169770)
堀之内 宏久 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (60173647)
茂松 直之 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30178868)
山本 学 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10317159)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | ラット / 腫瘍 / LY-80 / 人工酸素運搬体 / 抗癌剤 / 放射線療法 |
研究概要 |
rHSA-FecycP動注による腫瘍組織の酸素化・腫瘍組織内酸素分圧はrHSA-FecycP投与群では動脈注入投与開始後約5分よりrHSA群に比べ上昇がみられ、これは約15分間継続した。このデータに基づき照射のタイミングを判断した。我々の照射装置では20Gyの照射に少なくとも15分を要するため、照射と投与を同時に開始することとした。 rHSA-FecycPと抗癌剤の併用療法:腫瘍径が約10mmに達した段階で、白金系抗癌剤シスプラチンを10mg投与後にrHSA-FecycPの動注を行った。この実験ではrHSA-FecycP投与群では投与後早期に死亡例が多くみられた。抗癌剤との併用により何らかの原因で毒性が強調されてしまったと考えられた。 rHSA-FecycPと放射線照射の併用療法:rHSA-FecycP投与に放射線照射を併用した群では照射単独群に比べ局所の腫瘍の発育が抑制される傾向が見られた。また、rHSA-FecycP投与に放射線照射を併用した群では照射単独群に比べ生存期間の延長がみられた。この差は局所制御よりもむしろ顕著であった。
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