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2001 年度 実績報告書

遺伝子欠損動物を使用した敗血症ショック時の心筋細胞内情報伝達機構変容機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13470316
研究機関北海道大学

研究代表者

丸藤 哲  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30125306)

研究分担者 服部 裕一  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50156361)
キーワード敗血症性ショック / 心筋陽性変力作用 / 盲腸結紮モデル / 細胞内情報伝達
研究概要

本年度の研究および来年度からの研究準備には雄性ICRマウス(8-12週齢)と雄性wisterラット(8-12週齢)を用いた。エーテル麻酔下に左臍下腹壁を2mm切開し、虫垂を膨出し、その先端を5.0ナイロン糸で約3mm結紮し、さらに充分な切開を加えた。切開を加えた虫垂は洗浄操作を加えずに腹腔内に戻した後、腹壁を5.0ナイロン糸で2針縫合した。このように作成した盲腸結紮切開マウスは第2病日で死亡し、平均約1日半で死亡することが明らかとなった。盲腸結紮・切開ラットは、マウスより若干の生存延長が認められるものの、第2病日内には死亡することが明らかとなった。動脈血ガス分析では、盲腸結紮と切開を行なったマウスおよびラットに進行する代謝性アシドーシスと代償性呼吸性アルカローシスを認めた。以上により、敗血症モデルとして、盲腸結紮・切開マウスとラットを作成した。
本モデルに対してメチルプレドニゾロン40mg/kgによるステロイド前処置治療を行い、心室筋を摘出した。また、現在、抗TNF-_α抗体の前投与を行い、本モデルより心室筋を摘出する予定である。このようにして治療された敗血症郡で心室筋Gs蛋白量がどのように修飾されるかを検討する予定である。現在は対照群、敗血症群および敗血症治療群の心室筋標本を抽出し、-80℃に保存している状態であり、心室筋情報伝達蛋白の解析を含めた詳細な検討を来年度より開始する予定としている。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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